＜登場人物＞
（攻）華咲あずさ（はなさき あずさ）…Ω。大学２年。楓の番。
（受）阿久川楓（あくがわ かえで）…α。大学２年。女遊びは卒業。
（攻）東眞蓮（あずま れん）…α。父親はヤのつくお仕事。２４歳。
（受）雨宮ひかる（あまみや ひかる）…Ω。大学１年。
＜あらすじ＞
あずさと付き合って１年経った楓は、女遊びをやめ、番として落ち着いて暮らしていけるよう努力していました。しかし、あずさは「運命の番」が現れることが不安な様子です。
そんなとき、大学の新入生・ひかるが初対面にもかかわらず楓に番にしてほしいと迫ってきます。
＜感想＞
『捨てマイ』２巻です。今回も紙本カバーがちょっと立体的な加工になっていて触りたくなります。
かわいい顔をして強かに楓をものにしたクレイジーサイコΩ（攻）のあずさでしたが、番になってもまだまだ不安は尽きないようでした。対して楓はあずさのために女遊びをやめ、女学生×警官のコスプレＨにも付き合ってくれるようになり、だいぶ優しくなったというか男前になった感じがします。
そこへ現れたのが、新入生のひかる。ワケありらしいオメガのひかるは、初対面の楓にいきなり番にしてほしいとお願いしてきます。
楓に番がいると知っても諦めないひかるのおかげで、あずさは嫉妬で暴走、ふたりの間に距離ができたところでひかるの事情が判明します。
ここはひかるがちょっとかわいそうなんですが、楓の攻姿（未遂）が拝めます。いいタイミングで駆けつけたあずさが酩酊した楓にアレコレするのには激しく萌えました。そして安定の執着を見せてくれたあずさは変わってませんでした。楓は着実に懐柔されていってますね。
その一方で、実はひかるにも想いを寄せる相手がいました。小さい頃に面倒を見てくれていた近所のお兄さん・蓮とはオメガバース故の悲しい事故があり、今はうまくいっていません。
と、ひかるから見た過去は切なげだったのですが。クールな見た目の蓮が真顔でぶっ飛んだことを言い始めたあたりから、あれ？これもしかして笑っていいやつ？と一瞬困惑を覚えたものの、そうとわかれば楽しかったです。真面目にデリカシーのない蓮、その突拍子もない発想と行動力でぜひ今後もひかるを振り回してほしいです。
＜オススメ要素＞
・Ω×αと運命の番。
＜関連作品＞
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