兄弟制度のあるヤンキー学園で、今日も契りを迫られてます 4 ドラマCD付き特装版 /赤いシラフ 【漫画感想】

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<登場人物>

(攻)本堂勇緋(ほんどう ゆうひ)…高3。留年中。学園最強ヤンキー。

(受)黒須叶(くろす かない)…高3。生徒会長。本家組長の息子。年齢不詳。

 

<あらすじ>

 兄弟制度のあるヤンキー男子校で、兄弟兼恋人として過ごしている本堂と黒須。ふたりにとっては学園生活最後の夏休みが始まりますが、黒須は「挨拶回り」のため東部訪問の旅へ。本堂はもちろん付いていくつもりだったものの、黒須の父親に留守番を言い渡されます。

 

<感想>

 本堂さんと黒須くん学園最後の夏休みです。しかし黒須くんはパパ命令で東部「挨拶回り」の旅へ。組内部のゴタゴタもだいぶ表面化してきた印象で、お話が大きく動いていく予感がします。

 せっかくの夏休みに離れ離れだなんてかわいそう、と思ったのも束の間。まさかの黒須くんの旅先で偶然の再会を果たしてみせる本堂さん。運命、というかこのふたりなら想いの強さで互いを引き寄せているような気さえしてきます。よかったよかった。

 ふたりの相思相愛加減はまだまだとどまるところを知らないようですが、周囲の動きはどんどん怪しくなる一方。「ただの気持ち悪い男前」こと浅葱さんも存在感すごいです。でも浅葱さんの本心(?)がわかってくると、そこが繋がってくるんだ!となってまた1巻から読み返したくなりました。たぶんおそらく、思っていた以上に本堂さんもしっかり巻き込まれてるんですね。

 いろいろと大変だった4巻ですが、描き下ろしは学園に帰ってきたふたりのお話。振り返ってみれば楽しい夏を過ごせたようで何よりです。かわいいゴリ堂さんともぜひ仲良く幸せにお過ごしください。

 

『特装版 ミニドラマCD』

<キャスト>

(攻)本堂勇緋…阿座上洋平

(受)黒須叶…村瀬歩

 

<感想>

 紙本特装版を購入するとドラマCDが付いてきます。内容はコミックス2巻の描き下ろし「家庭教師プレイ」を音声化したミニドラマとキャストトーク。合わせて約17分収録されていました。

 原作ではオマケの3ページだったはずの家庭教師プレイ。それでもかなり濃かったのですが、CDでびっくりするくらい前も後ろも足されている‼ なぜこのプレイに至ったのか(ふたりにとってはけっこう切実)、それから黒須先生の手コキカウントもじっくり聞けます。もしかして私の見逃していた漫画があったのかも?……と探してしまうくらいの大ボリュームでした。

 黒須くんの「~ス」や本堂さんのヤンキー関西弁など、どちらも話し方に特徴のあるキャラだと思うのですが、村瀬さんも阿座上さんもものすごく自然でとても聞きやすかったです。コミックスのカバー下に先生のCD収録レポ的なお話もあり、こちらも合わせて聞くと楽しさ倍増でした。黒須くんはかわいかったり色っぽかったりどんなにギャップがあっても絶対に「黒須くん」だし、違和感のないヤンキー方言を操る本堂さんはまさに「プリンスオブゴリラ(カバー下より)」。素敵で楽しい音声を聞かせてもらえて感謝です。

 キャストトークはおふたりが最近驚いたことについて。思えばほんのり切ないエピソードのはずなのに、いっぱい笑わせていただきました。

 

<オススメ>

・学園最強ヤンキー兄貴分×実家は極道のかわいい弟分。
・夏休み編。

 

<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)

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