<登場人物>
(攻)藤咲紫音(ふじさき しおん)…しー君。大学生。人気読モ。桃弥の高校からの友達。童貞。
(受)桜野桃弥(さくらの とうや)…桃ちゃん。大学生。
栗真茶将(くりま さすけ)…紅希のマネージャー。実家がヤクザ。
桜野紅希(さくらの こうき)…桃弥の兄。官能小説家。
花房(はなぶさ)…モモンガ。
<あらすじ>
高校からの友人で、現在は大学生読モの紫音のことが好きな桃弥。桃弥の部屋はしー君グッズで埋めつくされ、不毛な想いを特注品のダッチワイフ(しー君2号)にぶつける日々を送っています。
本当は恋人になりたいのにどうすればいいのかわからず悩んでいたところ、桃弥は助けた占い師に怪しいアドバイスを受けます。それをきっかけに本当に紫音との距離が縮まっていき……。
<感想>
難しいことは考えずにひたすらに明るいバカップルに会いたくなったときはこちらの本を開きます。ですが強烈なキャラクターと休む間もなく繰り出されるギャグのおかげでむしろ疲れるという。1冊通して読み終わる頃にはヘトヘトになります。いい夢見れそうです。
桃弥は友達の紫音のことが大好きなのに、伝えられない想いをローンで買ったオーダーメイド特注品のダッチワイフ(一部改造)にぶつけています。かわいい顔してテクにも磨きがかかっていて、それが後に紫音を怒らせてしまうことに。これについては紅希がかなり強引に解決してくれました。
もうコマの隅まで楽しすぎて何から書いたらいいかわかりません。メインとなる紫音と桃弥の他にも個性的な人々が登場し、そちらもかなり気になっています。茶将と紅希は常に真顔でとんでもないことを実行、「しー君2号」に隠されていた秘密には笑いが止まりませんでした。結局猫谷くんとしー君2号はどうなったんでしょうか。描き下ろしで花房が活躍しているのを見る限り、とりあえず桃弥のところに戻ってきてはいないのかな、と考えられます。
あとはモモンガの花房が大変な癒し要員でした(モモンガ大好きなんです)。見た目は普通のペットっぽい感じなのに、ツイッターを使いこなしモモンガ界の労働組合の会合にも参加するという驚きに満ちた生物。花房の正体については先生のあとがきで少し触れられていて、こちらでもくすりと笑わせてもらいました。
<オススメ要素>
・童貞×淫乱バカップル。
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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