アサリと俺 /藤咲もえ 【漫画感想】

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<登場人物>

 (攻)アサリ…巨大アサリ。

 (受)葵(あおい)…大学生。


 (攻)五十嵐京介(いがらし きょうすけ)…生物学の教授。

 (受)ミル貝…ミル貝。


<あらすじ>

 友人達と潮干狩りにやってきた大学生の葵。声をかけてきた女性から逃げ、偶然穴場を発見したかと思いきや、気がつけば巨大なアサリが隣で動いていました。突然開いた貝から誕生したのは、人の姿をしたアサリ。人間に見つかったのは初めてだという寂しがりのアサリにほだされた葵は、アサリを家に連れて帰り同棲することになります。


<感想>

 貝です。どこまでもみっちり詰め込まれたネタとツッコミの数々に何度も頭が追いつかなくなりましたが、隅から隅までどこを見てもおもしろかったです。特に触手好きな方には全力でオススメしたい。あれです、バッカルコーン的なのがいっぱいなのでちょっとグロいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

 巨大な貝がパッカーーーンと開いて誕生したのはビー○ス、ではなくアサリ。こちらのアサリさんは妖精とか妖怪とか付喪神とか……ら辺のあやふやな存在らしく完全な人間の姿ではありません。下半身から服のように貝の部分がくっついていて、細かいところは私にはどうなっているかわからないというのが正直なところです。

 今まで人間に見つかったことがなく寂しかったらしいアサリ、葵の部屋での同棲生活が始まりますが、そこへすごい奇跡とかパワーでやってきたミル貝も登場。浜辺で少女漫画やボーイズラブも読んでいたという恋に恋するミル貝も加わっての3Pになります。

 このミル貝がアサリの触手をもしのぎそうなすごいモノをお持ちでして……。水管がね、とんでもないんですよ。せっかくなので実物の貝の画像でも載せてみようかと思ったんですが、かなりの迫力だったのでやめました。作品内ではかわいらしく描かれているので私は楽しく読めています。子供ミル貝かわいい(すぐ成長します)。

 そんなミル貝にも後半で相手ができていました。葵の近所に住む生物学教授・五十嵐(変態)です。このふたりのすったもんだに巻き込まれた葵とアサリにオウムガイ……巨大生物映画に発展の大騒ぎ、アサリ×葵、五十嵐×ミル貝が同時に絡む4Pにもつれ込んでいました。途中葵がシジミになったりミル貝が人間になったりします。

 私の小学生感想文ではちっとも魅力をお伝えできないのがもどかしい……。芸術パロなんかも毎回吹き出してしまい腹筋が何度崩壊したかわかりません。描き下ろしの最後に続編決定とあり、ノリの凄まじさに半信半疑だったのですがこれ本当なのですね。嬉しい。続きもぜひ紙になってほしいです。


<オススメ要素>

・オリジナル触手持ち貝BL。


<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)

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