<登場人物>
(攻)上条類(かみじょう るい)…会社員。優秀なSE。茶髪にピアス。(受)直太郎(なおたろう)…副社長。家庭持ち。
<あらすじ>
会社でも家でも傲慢にふるまい、家族に愛想を尽かされた副社長の直太郎。家を追い出され仕方なく会社に泊まろうとしていると、社員の上条に自分のうちに泊まらないかと声をかけられます。<感想>
フォールダウン中の直太郎さんがあまりにも現実に存在していそうで震えました。こういう人いるいる、という感覚から、自分自身もああいう振る舞いをしていないか、思わず我が身を振り返ってしまいました。傲慢さは弱さの裏返し、間違った角度から家庭に固執している直太郎さん。手を上げることこそないものの、ガチガチに武装した態度を続けていてはいつ崩壊してもおかしくなかったと思われます。智恵さんの「ふふ」がとても印象的でした。
そうやっていっぺんにいろんなものを失った直太郎さんを優しく受け止めてくれたのが、いろいろ緩そうな雰囲気の上条くん。おそらくはかなり頭の良いお方で、羨ましいくらい柔軟に生きていらっしゃる。その極地に至るまでに何があったのかはとても想像できませんが、基本ふわふわしている分、突如として現れる凛々しい顔つきに心鷲掴みにされました。かっこいいです上条くん。
素直になれない人を懐柔するには弱ったところを優しくするのが一番なのかも、と考えさせられるお話でした。最終的に上条くんといるときの直太郎さんがそれはもうかわいらしい人になっていらっしゃったので、優しくし続けた上条くんの粘り勝ちなんだと思います。素敵な恋人ができた直太郎さんは人生が上向いていきそうなので、ここまで相当頑張ってきたであろう直太郎さんのご家族の幸せもお祈りしております。
<オススメ>
・いろいろ緩い年下×オールドタイプ副社長。<関連作品>
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