鮫族への捧げ物 after marriage /さとみち 【漫画感想】

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<登場人物>

(攻)トゥキリ…ミヤル族次期族長。鮫化できる。19歳くらい。

(受)アヴェル…タンガタ族。族長の息子。20~21歳くらい。

 

<あらすじ>

 タンガタ族のアヴェルがミヤル族のトゥキリに嫁いで1年。互いを思いやりながら暮らしていく中で、アヴェルは「家族」を意識するように。そんな時、トゥキリが岩場に見知らぬ大人と子供が打ち上がっているのを発見。アヴェルと一緒に保護しますが、トゥキリの父である族長は警戒心を示します。

 

<感想>

『鮫族への捧げ物』2巻です。不思議な生態を持つ部族同士で結婚したトゥキリとアヴェル。夫婦になったふたりの次のステージは「家族」。まあ自然な流れだよなぁと油断していたら、この世界の根本に迫る新事実が次から次へと湧き出てくる……。びっくりしました、とてもおもしろかったです。

 1巻のときはファンタジーだな、くらいの印象だったミヤル族とタンガタ族の特徴や掟。ですがこちらの2巻で判明したことから、あれもこれも全部理由があったんだと頷けます。そういえばタンガタ族の族長でアヴェルのお父様が「掟には意味がある」的なことをおっしゃっていましたが、まさかここまでしっかりした意味と歴史があろうとは。ひれ伏さずにはいられませんでした。

 キーになる新キャラのエノハとディランもちょうどいい活躍ぶりで大好きになりました。エノハには切ない事情があるし、ディランなんて最初はちょっと胡散臭い印象だったんですが、最終的にすごくいいところにおさまってくれて感激です。いい人たちで本当によかった。

 トゥキリとアヴェルがずっとラブラブなのも非常に萌えました。このふたりってお互いが大好きな上にすごく思いやりをもって接しているのが伝わってきます。幸せ家族な様子も垣間見れて大満足でした。

 

<オススメ>

・鮫族の島の全貌。
・シリーズ2冊目。

 

<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)

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・シリーズ
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