鮫族への捧げ物 /さとみち 【漫画感想】
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<登場人物>
(攻)トゥキリ…ミヤル族次期族長。鮫化できる。18歳くらい。
(受)アヴェル…タンガタ族。族長の息子。19~20歳くらい。
<あらすじ>
最初の性交で性別が決まる部族・タンガタ族。そんな特殊な部族に生まれたアヴェルは、次期族長として日々鍛錬を行っています。
成人の儀式を前に森で獣に襲われたアヴェルは、ミヤル族のトゥキリに助けられます。しかし負傷したアヴェルの血に発情したトゥキリに襲われ、アヴェルは意図せずメスの体に。オスになれなかったアヴェルは次期族長の座を捨て、ミヤル族へ嫁ぐ決心をします。
<感想>
なんだかすごくいいものを読んだ気分です。屈強で美しく気高い部族同士のBL的お楽しみはもちろん、それぞれの歴史や文化を大切にしながらも新しい道を切り開いていく若者の姿が眩しいお話でした。それがどれもくどくなくて、すんなりと腑に落ちるのもすごい。鮫化できるミヤル族の特徴なんかも盛り盛りなのに、全部が楽しくてワクワクしました。
最初はトゥキリがなぜアヴェルの名前を呼んだのかが気になって、1話を何度も読み返してしまいました。私がどこか読み飛ばしたのかと思ったのですが、最後まで読むと事情がわかって安心しました。むしろこれがあったから、ふたりは発情を抑えられなかったし、トゥキリがあんなに尽くしてくれたんですね。理由のある発情って大好きなので、それがわかったときには時間差で迫ってきた萌にひれ伏さずにはいられませんでした。
それにしても、鮫ってこんなに神秘的なお体をお持ちだったんですね。水族館に行ったら凝視してしまいそうです。あとは冒頭に一瞬だけ登場していたフクロウオウムさんがとんでもなくかわいかったのでまた出てきてほしいです。
絡みシーンも、これがどこから見ても綺麗でした。筋肉ムキムキ同士の肉弾戦になるかと思いきや、なんかこう、愛がある感じでしっとり美しい。「タンガタの美貌は特別」といわれるのも頷けます。部族衣装もこだわりが感じられて見入ってしまいました。
<オススメ>
・鮫族×最初の性交で性別が決まる部族。
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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