＜登場人物＞
（攻）仁野将人（じんの まさと）…大学生。口数が少ない。
（受）英智春貴（えいち はるき）…大学生。派手なグループに所属。
＜あらすじ＞
女の子と遊ぶのにエネルギー切れしていた英智は、しつこく自分を観察してくる仁野の視線が気になります。コンパでも無言のままジロジロ見てくる仁野が気に入らない英智は、仁野の無表情が崩れるところを見てやるため酔い潰そうと近づきます。
＜感想＞
たいして知り合いでもないのに、英智にやたらと熱視線を送ってくる仁野。仁野が何もも言わない上に無表情で何を考えているのかわからないので、これで見た目が整っていなかったらかなり不気味なのではないでしょうか。
仁野の態度を「睨まれている」と受け取った英智は、一緒になったコンパで仁野に話しかけ、酔い潰すことに成功。意外にも普通に会話に応じていた仁野でしたが、酔ってトイレにいったところで本性を現します。噛み癖のあるらしい仁野、英智の白い首筋に思い切り噛みついたあとは、そのままトイレで素股に突入です。
それをきっかけに仁野はまるでストーカーのごとく英智の部屋に現れるのですが、実は仁野自身に恋愛感情の自覚がなかったというのが驚きです。英智といるとそういう気分になるから、という考えなしの行動型だったのがちょっとかわいく見えてきました。それに対して振り回されてばかりの英智の方が仁野の気持ちを期待していた、という構図にギャップ萌えでした。
仁野が英智への感情の自覚がないせいか、絡みシーンは何度もあるのに仁野は基本的にスマタです。本番に至るのは最後の最後、しかも英智の方から迫ります。タイトル通りの噛み癖のある攻とたくさんの噛み痕を残される受もよかったんですが、それ以上に頑ななスマタが印象に残ったお話でした。
描き下ろしは仁野視点で、仁野にとっての英智ヘの最初の印象が明かされていました。お互いの第一印象は良くなかったことがわかりますが、付き合って半年経った今ではうまくいっている様子。クールに見えて内心では激情をたぎらせていそう（でもきっと無自覚）なのがなんかよかったです。
＜オススメ要素＞
・無自覚攻×振り回される受。
＜関連作品＞
・電子書籍（お試し読みができます。）
BookLive!/Renta!/コミックシーモア/eBookJapan/BOOK☆WALKER
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