魔王イブロギアに身を捧げよ６　/梶原伊緒　【漫画感想】

梶原伊緒

2025.11.162025.11.20

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魔王イブロギアに身を捧げよ6 （Glanz　BLcomics） [ 梶原伊緒 ]

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2024/09/18 発売

＜登場人物＞

（攻）イブロギア…イブ。ゲーム世界のラスボス。まだ覚醒前で見た目は幼い。

（受）牛頭利晃（ごず　としあき）…ゴズ。社会のはぐれ者。転生してゲーム世界のモブに。

＜あらすじ＞

　周囲の不穏な動きを警戒しながら、闘技大会参加を続けるイブとゴズ。しかしイブが一人になったところへ、大会主催者・オガノがイブにわざと負けるよう八百長を持ちかけます。

＜感想＞

　単行本６巻には、３１～３６話と描き下ろし（３１話外伝）が収録されていました。観覧席からのゴズさんの熱烈応援の再演と、ついに覚醒？したイブくんが見られて大満足です。

　イブくんに八百長を持ちかけるなんてオガノさん命知らずだな、と最初は思ったのですが、なるほどその手がありましたかと大爆笑でした。イブくんが何よりもゴズさんとゴズさんとの旅を大事にしているのがわかって、読者としては嬉しい展開でした。

　そんなかわいいイブくんにもついに覚醒の兆しが。魔王様そのものな目つきには心の底から痺れました。かっこよかったです。

　ゴズさんは人間の自分が入り込める隙はないとおっしゃっていますが、実際はゴズさんの呼びかけで魔王様の中の「イブ」が戻ってきたように見えます。ゴズさんが自身を無力だと感じていても、実は世界の命運はイブくんの愛するゴズさん次第な雰囲気にものすごく萌えました。

　そしてせっかくのチケットを無駄にすることなくバカンスに突入するのがさすがです。そもそもおふたりは婚前旅行中だったのを思い出しました。やはり波乱の予感はしますが、せっかくのリゾート旅行、目一杯楽しんでほしい気持ちです。