<登場人物>
(攻)吉澤テオ(よしざわ てお)…高校生。ハーフの完璧イケメン優等生。177cm。
(受)十時猛(ととき たける)…高校生。コワモテのために周囲から誤解されている。186cm。
<あらすじ>
ガタイがよく顔も怖い十時はその見た目だけで日々他校の生徒に喧嘩を売られ、クラスメイト達からは遠巻きにされています。
そんな状況でも吉澤だけは十時に普通に接してくれたため、十時は密かに吉澤に恋心を抱いています。が、感情がわかりやすく顔に出る十時の気持ちは、実は吉澤本人にバレバレで……。
<感想>
『こう見えてひんひん鳴きます』―コワモテ十時のひとり表紙に天才的な帯効果であっけなくホイホイされました。裏表紙には『コワモテだけど、少女漫画みたいな恋に憧れる!』とある通り、少女漫画よりのきれいな絵柄とストーリー展開で最後まで楽しめました。
はじまりは吉澤からの「男を好きになれるかどうか試してみたい」というクールな提案でしたが、素直でかわいい十時がいじわるされることもなく、むしろ吉澤のほうがヤキモキする方に向かいます。
健気な十時が、自分といることで吉澤に迷惑がかかるんじゃないかと心配したり、喧嘩に巻き込みたくなくて身体を張ったりと、王道ながら男気溢れる姿がとにかく魅力的です。
そんな十時が本当は泣き虫な受っていうのがもう本当に萌えます。かっこいいのに、ベッドでの泣き顔はもうたまりません。そりゃ吉澤も落ちますよ!
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