秋山くん 4 /のばらあいこ 【漫画感想】
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<登場人物>
(攻)柴大輔(しば だいすけ)…高校1年。マイペース。コンビニバイト。
(受)秋山佑二(あきやま ゆうじ)…高校2年。不良グループ。
佐野智美(さの ともみ)…高校2年。秋山の中学からの友達。
星間慈音(ほしま じおん)…高校1年。柴のクラスメイト。オタク眼鏡。
<あらすじ>
プロポーズをしたことに浮かれフワッフワになる柴。そんな柴の姿を見た秋山は、自分が引っ張ってやらなければと卒業後の進路について真剣に考え出します。
<感想>
あぁ……なんて幸せの詰まった表紙カバー。書影イラストはもちろん、裏返すと表紙では見えなかった柴くんの右手まで描かれていて、喜びのあまり叫んでしまいました(心の中で)。それからこれは最後まで読んでから気が付いたのですが、帯のそでが……!! 素敵な演出に涙が出そうです。
3巻ラストでの勢い余って(?)に見えた柴くんのプロポーズ。秋山くんもなんとなくそれもいいなと考えていたようですが、周囲の反応やフワッフワの柴くんを見て現実を見始めます。秋山くんが大人になっていく……自分が年上だからと言いますが、秋山くんだってまだ17歳。人が成長していく姿をこんなに丁寧に見せてもらえるなんて、ひたすらに感謝の気持ちで拝みたくなりました。
自分の進路について真剣に考え始めた秋山くん。それがきっかけで、学校に行きながらずっとバイトを続けてきた柴くんが意外としっかりしていたことが見えてきます。同時に、突然将来に向けて動き出した先輩を目の当たりにした柴くんの寂しさを思うと切なかったり。会えない間も普通にストーカーしていたことに笑いながら救われました。
1巻で柴くんがプレゼントした指輪が秋山くんの分だけだったのがずっと気になっていたのですが、4巻でついに!! ここは私も涙をこらえるあまり柴くんみたいな顔になっていたと思います。
最後の1ページまで幸せいっぱいで、しかもみんなのその後まで描かれていて本当に嬉しいです。一番驚いたのは星間くんで、智美ちゃんについてはもうひたすらにニヤニヤしています。
感想がだいぶ勢い任せになってしまいましたが、今は先生のカバー下あとがきを眺めながら、最後を見届けられた幸福と終わってしまった寂しさを噛みしめています。落ち着くまで、また1巻からいっぱい読み直そうと思います。
<オススメ>
・シリーズ完結。
<関連作品>
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