僕はすべてを知っている 6 /高久尚子 【漫画感想】

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<登場人物>

 (攻)加賀清史(かが きよふみ)…歯科医。遅漏の治療のため犀川クリニックに通っている。30歳。

 (受)金沢悠二(かなざわ ゆうじ)…犀川クリニックの包茎整形医。眼鏡。


<あらすじ>

 恋人になった加賀と金沢は、それぞれ治療や仕事に前向きに取り組み、大変な時も互いに支え合っています。
 いい雰囲気の中、海外研修に行っていた犀川クリニック院長が帰国。金沢の恩師でもある院長は、金沢にアメリカでの研修を提案してきます。加賀のそばにいることを第一に考えた金沢は、その場で断りを入れてしまいますが……。


<感想>

 はじめは脇キャラだったとは思えないほどの進展を見せてくれている加賀先生と金沢先生。もはや医者もののドラマを見ているようです。

 6巻では既に恋人同士のふたり、それぞれ真剣に自分の仕事に向き合い、大変なときはナチュラルに互いを支え合っています。同じ医師同士、専門は違うけれど相手の仕事に当然のように理解がある、という組み合わせで仕事シーンもこんなにじっくり読めるBL作品って貴重な気がします。加賀先生がまだ治療中なので肌色シーンはないものの、大人同士の落ち着いたイチャつきってすごくいいものでした。

 そんなとてもいい雰囲気になりつつあったところへ、ついに犀川クリニック院長が海外研修から帰ってきます。犀川先生のお父さん、そういえばシリーズ通してたまにその陰はチラついていたような。

 そして院長によってもたらされたのは、金沢先生のアメリカ研修の話。そこでできる研究というのが、金沢先生にとってはずっと夢の治療だったようなのです。

 今は加賀先生のそばにいたいという思いから、即断ってしまった金沢先生。しかし周囲の説得により揺れ……というところで6巻は終了。大人なふたりを信じていますが、はやくも7巻が待ち遠しいです。

 最後に、6巻を通して加賀先生がもはや当たり前のように「悠二さん」と呼んでいるのがツボに入りました。金沢先生が呼ばれるたびに私がひとりで萌え転がっています。


<オススメ>

・加賀×金沢蜜月中に犀川院長襲来。


<関連作品>











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