クズを、拾いまして /巨小 【漫画感想】
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<登場人物>
(攻)柳田類(やなぎだ るい)…イケメン。ゴミ捨て場に倒れていた。
(受)末広純白(すえひろ すみあき)…料理教室の先生。ゲイ。
<あらすじ>
元カレと別れて3ヶ月、面食いの純白はゲイ友2人にそろそろ妥協を進められ独り身がつらくなっていました。そんな飲み会の帰り、純白はマンションのゴミ捨て場に見知らぬ青年が倒れているのを発見。一度は通り過ぎようとした純白でしたが、その青年がとんでもなく好みな顔をしていたため家に連れ帰ってしまいます。
<感想>
クズはクズでもそうならざるを得なかったタイプのクズ攻でした。なので類は根っからのクズというわけではなく、その理由が明かされるまでも一筋縄ではいかない構成になっていてとても楽しく読めました。
フリーになって3ヶ月の純白は独り身が寂しかったところにボロボロの類を発見、拾って自宅に連れ帰ります。この類がイケメンな上に甘え上手の床上手、すっかりほだされた純白はアテがないという類を居候させてあげます。
ちゃっかり純白宅に居座りヒモ生活を満喫しているように見える類ですが、やはりなにかワケがある様子。それが少しずつ読者にわかるようになっていて、軽くドラマ性がありちょっとした推理モノ(?)っぽい雰囲気を味わえました。
純白のゲイ友である高砂と小袖の職業だったり、小袖の彼氏のトモくんまで活躍していたのには驚きです。こういう無駄がないといいますかどこまでも伏線になっているストーリー構成が大好きなので本当におもしろかったです(でも人によってはご都合主義に感じてしまうかも)。
絡み方面でも5話までは1話1エロ、ベッド、キッチン、風呂場などどれも異なるシチュエーションなのと、ふたりの心境も変わっていくのでそれぞれ見応えがありました。
6話(最終話)と描き下ろしでは純白と類がとっても心に刺さる泣き顔を見せてくれました。これの後でカバー下イラストを見たらこっちまで泣きそうになりました。純白も類も当たり前のように行動していたけれど、実はかなりがんばってたんだよなぁ……と思えてしみじみしました。
<オススメ要素>
・ワケありイケメンクズ×面食いほだされ料理上手。
地雷注意:攻にモブ姦の危機(未遂)。
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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