ハッピーエンドの救世主 /土田はる 【漫画感想】
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<登場人物>
(攻)桐泰道(きり やすみち)…大学生。なおの後輩。世話焼き。
(受)坂城なお(さかき なお)…大学生。同人作家サカシロ。
にょろ道…突然現れた触手。食事は精液。
<あらすじ>
同人作家として活動している大学生のなおは、修羅場明けに自宅前で弱っている触手を発見。ナメクジかと思い部屋の中に入れたなおでしたが、寝込みを襲われた上、その現場を後輩の泰道に目撃されます。
<感想>
かわいいペット系触手・にょろ道がタイトル通り「ハッピーエンドの救世主」になってくれる楽しいお話でした。先輩と後輩のまま長く過ごしてきた主役たちが関係を進めるのにバッチリなご活躍だったと思います。
にょろ道はある日突然なおの自宅前に現れた謎の触手。弱っているときは巨大なナメクジが干からびている感じですが、食事をすればつやつやかわいいヘビっぽい雰囲気に。長さがあってよく巻きつくお約束触手まみれなシーンは、なおの夢の中で一瞬出てくるくらいでした。しかしこのにょろ道、話せはしないものの意思疎通が可能ななかなかに賢いお方。もともと一緒にいた人の影響でしょうか。
なおと泰道については、にょろ道がいなかったら進展は難しかったと思われます。泰道には気持ちの自覚があったっぽいですが、彼の片想いにはおそらくかなりの年季が入っている様子。なおの心境の変化もにょろ道あってのものですし、にょろ道偉い……そしてすごい。
カバー下漫画が本編ラストシーンと少し繋がっていてほっこりしました。最後まで謎に包まれた存在だったにょろ道。実はけっこう楽しい毎日を送っていたりするんでしょうか。同居人さんと幸せに暮らしていけますよう、お祈りしております。
<オススメ>
・触手がハッピーエンドの救世主。
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