<登場人物>
(攻)ヴァルナ・ヴィ・ケルティア…α。国王。気が高ぶると獣耳が出る。
(受)猪潟林太郎(いのがた りんたろう)…Ω。ヤンキー。フリーター。19歳。
<あらすじ>
国王になったヴァルナは忙しく、林太郎は自分にできることを模索中。ヴァルナの国について少しずつ理解し始めた林太郎は、会議で城を離れるヴァルナに負担をかけまいと一人城に残ります。
<感想>
2巻ではヴァルナはめでたく国王になり、林太郎は番としてラブラブな毎日を送っているようです。自分のいる国について理解の姿勢を見せる林太郎はなんて順応性の高い人なのでしょう。ひとりで寂しくしているかと思えばヴァルナのマントにくるまって抜いているし、異世界のことも好きになってくれるし、ヴァルナが林太郎を溺愛したくなるのも納得です。
そんなふたりをよく思わない人物により、林太郎が元の世界に戻されてしまったのは普通にびっくりしました。そこで林太郎が故郷への感傷に浸ってしまうかと思いきや、なんとかしてもう一度異世界に行こうと奮闘するのには感激しました。
しかも身体がオメガではなくなっているのに、それを喜ぶどころかヴァルナとするには不便になった状態のうちに、となるところに林太郎の男前をすごく感じました。異世界ではヴァルナの溺愛がわかりやすかったのに対し、林太郎も実はこんなにヴァルナのことが好きになっていたのがわかってめちゃくちゃ萌えました。
最後に少し驚いたのが、描き下ろしでは林太郎がまだ「正式に王妃になったわけじゃねぇ」とあったこと。番にはなったけれど王妃ではなかったんですね。そのあたりは3巻で触れられたりするのでしょうか。それからカバー下には買い物に来たふたりのお話が収録されています。ヴァルナの愛は人目を憚らないようで、おかげでとても良いものが見られました。
<オススメ>
・溺愛国王α×異世界転生ヤンキーΩ。
<関連作品>
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