<あらすじ>
素肌にエプロンだけをつけた状態で姫澤の足を舐める英人。それを眺める姫澤の心のうちは……。
<感想>
真っ黒な背景に白い文字で綴られ、本編よりもかなりダークな雰囲気です。おそらく笠井先生の表紙イラストを、1つのシーンとして四ノ宮先生が文字にしたのではないでしょうか(逆だったらごめんなさい)。
物語は姫澤の「俺」視点で語られます。英人のことは「靴職人」と呼んでいて、それもまた仄暗い変態プレイの雰囲気をいっそう高めている気がします。
裸にエプロン、ずり落ちた眼鏡、エプロンからのぞく英人の乳首、英人の足の間に置かれた姫澤の靴まで、1枚のイラストの中にあるものがすべてひとつのストーリーの中で繋がります。
本編の表紙にストーリーが付いた小説を読んだのはこちらが初めてでしたので(コミックスではたまに見かけますが)、とても感動しました。物語を考えた作家さんとイラストレーターさんの信頼関係といいますか、リスペクトしている感じが垣間見れたようで嬉しくなりました。
こちらのような、本編を読むのに全く影響はないけれど、そんなに離れた内容でもないパラレル風味(?)がある特典は、良いおまけ感を味わえて手に入れてよかったと思えます。
<関連作品>
・本編 (感想記事→FOOT FETISH 四ノ宮慶(著)/笠井あゆみ(イラスト) 【小説感想】)
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