手中に落としていいですか /くれの又秋 【漫画感想】

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<登場人物>

 (攻)巳鹿島(みかじま)…ゲイビデオ男優のスカウトマン。身長176cm。

 (受)新田(にった)…読書が趣味の純朴青年。身長180cm。26歳。


<あらすじ>

 ゲイビデオに出演する男優のスカウトマンをしている巳鹿島は、街で見つけた純朴そうな青年・新田に狙いを定めます。新田がファンである作家のネタを餌に自宅まで誘い、酒に酔わせてイタズラを仕掛けた巳鹿島。予想以上の反応を見せる新田に、巳鹿島は次第に本気になっていきます。


<感想>

 表紙とカバー下の巳鹿島の表情から「軽そうな人」という印象を持って読み始めたんですが、いい意味で予想を裏切られ、とても楽しく読めました。

 巳鹿島はゲイビデオのスカウトマンという職業柄、話し上手だしとても気軽な雰囲気で近づいてくるので見た目は軽い人です。そんな彼が純朴そうな新田に目を付け、共通の趣味を餌に自宅に連れ込み酔わせてイタズラを仕掛けます。

 ですが後日新田の職業が発覚し、ゲイビの仕事はできないとわかります。その後巳鹿島は仕事抜きで新田に個人的な狙いを定めて落としにかかるのですが、このあたりから意外にも一途で真面目な一面が見えてきました。

 なかなか落ちない新田に対し、ぐいぐい攻めてくる巳鹿島。キスをしようとして新田に足払いされてもめげなかったのに、時間制限つきで許してもらったキスの後に改めて告白したときの表情が……!新田が思っているように「捉えきれない表情は変わらない」はずなのに、切なげに見えるんです。凄すぎます巳鹿島さん。

 それから巳鹿島の幼馴染として登場する御子柴もとてもいいキャラでした。御子柴の巳鹿島と新田それぞれとの関係性がおもしろいです。新田の職業もですが、予想外なことがぽんぽん出てくるので何度も驚かされました。

 新田はもうだいぶ絆されてきているように見えるんですが、この巻ではまだ決着はつかないままでした。次巻を楽しみに待っています。


<オススメ要素>

・中身は意外と真面目な糸目攻。
・童顔でガタイのいい純朴受。


<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)

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BOOK☆WALKER


・シリーズ
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