<登場人物>
(攻)亡者…冥府へ行けず、行き場を失った無縁仏の集合体。イオの旦那様。(受)イオ…ケイの兄。行商人の息子。亡者への生贄。
<あらすじ>
妹の身代わりとして、亡者への生贄にされたイオ。今では亡者と愛し愛される夫婦となり、溺愛される日々を送っています。<感想>
『冥婚の花嫁』、『冥婚の花嫁は愛される』に続く商業本シリーズ3冊目、夫婦の小話集としては2巻目にあたる本でした。書影の旦那様がニコニコ笑顔でいらっしゃる……!お面越しでも伝わるにこやかな表情にしばらく動けなくなりました。お幸せそうで何よりです。
今回もエンドレスラブラブハッピーなお話が満載で、その中で時折イオの過去が絡む瞬間は切なさがこみ上げてきたりして、バランス最高でございました。その切なさも、旦那様の優しさに包まれてイオの好きの気持ちを形作っていく大事な要素になっているのがわかります。きっとこういう優しさを積み重ねて、時間をかけてお互いに歩み寄っていったんですね。
描き下ろしは「催眠2」。1巻で催眠術は二度としないと誓った旦那様でしたが、今度はなんとイオからのリクエスト。しかもなんともかわいい理由付き。これは断れない。最中に冷静でいられる貴重なイオも見られたし、その後のドエロいお姿もふり幅広くて大変良きでした。
カバー下は引き続ききゃっきゃしていらっしゃる夫婦と、小さい姿の旦那様について。いろんなものに姿を変えられる旦那様は無限の可能性を秘めている……もちろんどんなお姿も素敵ですが、イオが次に抱きしめてくれるなら私もトリ亡者様に一票を投じたいです。
<オススメ>
・孤独な亡者×身代わりの兄。・ハッピー後日談2巻。
<関連作品>
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BOOK☆WALKER【電子特典付き】
・シリーズ
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