世界でいちばん顔が好き /あめのジジ 【漫画感想】
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<登場人物>
(攻)間宮光(まみや ひかる)…俳優。とにかく顔が綺麗。
(攻)仁科秋穂(にしな あきほ)…美大生。学費のため臨時バイトでゲイビに出演。
(受)水谷七瀬(みずたに ななせ)…ゲイビ男優ナナ。光の顔が好き。
<あらすじ>
高校の同級生・光の綺麗な顔が好きすぎるあまり、泣き落としで同棲までこぎつけた七瀬。光に貢ぐためにゲイビ男優になった七瀬は、光にどんなにひどい扱いを受けても、生きて笑ってくれるだけでいいと何でも許してしまいます。
そんなときに七瀬の撮影現場に現れたのは、学費を稼ぐためにゲイビ出演することになった仁科。仁科は七瀬と身体の相性が良く、光と歪な関係を続ける七瀬に寄り添おうとしますが……。
<感想>
何についての感想を書いても深刻なネタバレに繋がってしまいそうなので、苦手な方はすみません。
カラフルでポップな印象の絵柄は中身も変わらず不思議と明るい雰囲気なのに対し、話の内容はキャラクターたちの病みが明るみになるにつれて次第にドロドロにもつれていきます。好きな人はどこまでもハマれそうですが、賛否分かれそうだな、というのが正直な感想です。
最近人気の出てきている俳優の光の、とにかく顔が好きという七瀬。「ダイヤモンドがうっかり人間になっちゃったみたい」という言葉はかなりのものです。ところがこの光が中身はぶっ壊れてしまっている人でした。一緒に暮らしている七瀬を他人に抱かせたり(光が自分の仕事を取るため)、部屋に女の子を連れ込んで七瀬をパンツ一枚のまま外に追い出したり。
それを知った仁科は当然別れた方がいいというんですが、それでも七瀬は光を取ります。それぐらい顔が好きなんだそうです。最初は推しのためなら……という七瀬の心情に共感を覚えたりしていましたが、次第に七瀬のヤンデレな一面が垣間見えていきました。
後半では、追いつめられた光の暴走(?)で3Pにもつれこみます。このときの仁科が意外にもノリがよく、二輪挿しも拝めました。仁科についてはずっとマトモな人だと思っていたものの、最後の告白で彼も少し闇をのぞかせていました。これみんなヤンデレだったんだなとここでようやく気がつきました。
3Pにはなりますが最終的に七瀬はひとりとくっつきます。途中、これ誰もくっつかないんじゃないかと思えたので、先生のあとがきを読んで深く頷いてしまいました。
<オススメ要素>
・ヤンデレがもつれる三角関係。
<関連作品>
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