愛から一番遠い場所 /せきとう 【漫画感想】

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<登場人物>

(攻)伊豆嶋世継(いずしま せつ)…アルファ。極道の跡目候補。

(受)周参見人紀(すさみ とき)…オメガ。清掃業。

 

<あらすじ>

 高校時代、幼馴染でアルファの世継から同意なく番にされたオメガの人紀。人紀が世継のもとから逃げ出し3年が経った頃、ヒートに苦しむ人紀の前に突然世継が現れます。

 

<感想>

 恐ろしいほどの執着攻でした。バース性のもたらす残酷さについて何度も考えさせられるお話で、そういえばこういう、見ていて心がヒリヒリするようなオメガバースが大好きだったことを思い出しました。

 世継と人紀は、もう少し丁寧な手順を踏めてさえいたら双方合意の上でハッピーな番になれていたのではと思うのです。でもそうはいかないのがオメガバース。世継も人紀も、人間として理性的であろうとする気持ちと、本能に従わずにはいられない体に振り回され揺れる心情がビシビシ伝わってきます。

 作中唸らずにはいられなかったのが、花村さんの存在。最初は世継の異常なまでの執着心は運命ゆえなのかと思ったのです。それが花村さんの登場でそうではなかったことが発覚、世継にはむしろ愛しかなかったことに……。異常な執着愛をぶつけてくる幼馴染か、いい人そうだけれどよく知らない運命の人か、難しい選択です。

 ふたりがどういう結末を迎えたのかは、はっきりと言葉にはされていません。ですがほんのりとでも人紀が笑えるようになったのであれば、彼らにとってハッピーエンドだったと信じています。

 

<オススメ>

・激重執着愛アルファ×奪われ続けるオメガ。

 

<関連作品>

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