酔いどれ恋をせず 2 /橋本あおい 【漫画感想】

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<登場人物>

 (攻)楯野川誓(たてのかわ せい)…蕎麦屋の店主。バツイチ。36歳。

 (受)諏訪水澄(すわ みすみ)…唎酒師。32歳。


<あらすじ>

 唎酒師として誓の店で働き、さらに同居もしている水澄。水澄は誓と身体の関係はあっても、ノンケ相手に恋はしないと決めていました。
 そこへ、水澄のトラウマの元凶・譲が店を訪ねてきます。話したいことがあるという譲は、水澄に連絡先を教え店を後にします。


<感想>

 出版社あらすじに「完結巻」とあり、3巻くらいは続くだろうと勝手に考えていた私はちょっと寂しさも抱えつつ、同時にハッピーエンドへの期待も膨らみます。

 誓がバツイチで父親と確執があったり、水澄が抱えているトラウマのせいで恋愛については面倒なことになっていたおふたり。2巻に入ってからはそのひとつひとつにそれぞれが向き合い明るい方面へ解決していきました。本当の悪人は出てこないので、1巻からの色っぽくておいしそうな空気感はそのままでよかったです。

 中学時代の同級生・譲との再会や思いがけなく誓の元奥さんに遭遇してしまい、ひとりでパニックに陥っている水澄がなんかすごくかわいい。それでも誓のお父さんには面と向かって怒るし、塩(高級)までまいてくれる。そして家事ができてエロ方面も抜群の色っぽさ。こういう大人好きなんです。

 一方の誓はそこまで動じていないように見えるんですが、諸々けじめをつけていたりと水澄の影響が現れていました。そしてムッツリ絶倫を貫いてくれたのは正直ありがたかったです。

 周囲に背中を押されつつも、結局はそれぞれが自分自身で解決しようと動く姿は大人同士の関係という感じがして好感がもてます。仕事方面では確かな実力のあるふたりですし、いい組み合わせです。

 描き下ろしでは、最後の完食されたと思われるお蕎麦に妄想が止まりません。紙本カバー下には先生のあとがきがありました。


<オススメ要素>

・フード&エロス完結巻(帯より)。


<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)

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