抱かれたい男１位に脅されています。０２ 完全生産限定版　【ＢＤ感想】

＜収録内容＞

・本編２話、３話
・原作者 桜日梯子描き下ろし1P漫画
・キャラクターデザイン 芝 美奈子描き下ろしジャケット
・特典CD：ED主題歌「ちゅんたか！」 歌：東谷准太（CV：小野友樹）・西條高人（CV：高橋広樹）
・音声特典：hug2オーディオコメンタリー（出演：小野友樹・日野 聡）
　　　　　　　 hug3オーディオコメンタリー（出演：小野友樹・高橋広樹・中野裕斗）
・特典映像：hug3・hug4 web予告
・12Pブックレット



＜感想＞

『本編２話、３話』

・hug2

　原作の１巻後半あたりをベースに、シーンは前後しつつもうまく繋がっている感じです。そして何かといい仕事をするハチミツ。高人さんが准太をチュン太呼びに切り替える瞬間はこちらで見られます。ここの高人さんの噛み方が本当にかわいくて、文字だけで見ていたときは少し違和感を感じていた「チュン太」呼びが音と絵が同時に入ってくることでとてもしっくりきました。


・hug3

　第３話はコミックスやＣＤの特典などにあった小話的なものを、原作の流れを変えずに詰め込んであるのかな、と思います。すべてを追いきれていない私には嬉しい展開でした。

　前半はドラマＣＤ１巻ロケバス痴漢セットの小冊子の内容だと思われます。たしかこの小冊子の再録はないとされていたので、これはなかなかの大サービスなのではないかと。パロなんかもあっておそらくアニメオリジナル要素も追加されています。

　後半は番宣のため取材を受ける高人さんとチュン太。取材のカメラマンとして珠理雄さん初登場です。そこで撮影していたのがコミックス２巻の特典だったシガレットキスのシーン。私は『桜日梯子ファンブック』に見開きで収録されていたカラーイラストで知ったので、一枚のイラストの背景が知れたようで嬉しくなりました。

　ＥＤ後はコミックス２巻冒頭の授賞式でした。



『ブックレット』

　１２ページのブックレットで、表紙はラフ画の准太です。「hug2」「hug3」のあらすじと、キャラクター紹介（東谷准太、西條高人、三ツ谷珠理雄、瑞季薫、白石佳乃子、鳥待トミオ）が収録されています。准太と高人は「真昼の星」バージョン、最後にはＥＤ歌詞もありました。

　桜日先生の描き下ろし１ページ漫画は「抱かれたい男達の１週間～火曜日編～」。チュン太と違いやっぱり猫さんたちとうまくいかない高人さん。いじける高人さんに、機嫌をとろうとするチュン太、これずっとやっててほしいです。



『特典CD：ED主題歌「ちゅんたか！」』

　これほしかったんですよ……！
　ED主題歌のフル（4:20）とＴＶサイズ（約１分半）、それぞれのInstrumentalとあわせて４トラックの収録です。フルでは後半おふたりのパートが入れ替わります。まだ聞き慣れていないせいもあるかもですが、こちらの方がより遊びが感じられて楽しいです。



『音声特典：hug2,hug3オーディオコメンタリー』

・hug2

　１話から引き続きの小野さんと、お相手になんと日野さんの登場です。作中の癒し要員である高人さんのマネージャー・佐々木さんについてお話してくださっています。穏やかで安心感をもたらしてくれる日野さんの語り口のおかげで、まるで佐々木さんとチュン太が話しているみたいに聞こえました。

　そして俳優同士の物語ということでおふたりの演じ方についても触れられています。難しい役どころのチュン太を絶妙に演じきる小野さんが褒められ、その流れでその場にはいらっしゃらない高橋さんもすごいと絶賛されています。「命をかけている」とまで言われる高橋さん、感謝せずにはいられません。

　そんな落ち着いた調子で進んでいたオーディオコメンタリー、そこへハチミツが出てきた途端の大盛り上がりには爆笑せずにはいられませんでした。


・hug3

　第３話では、小野さんと高橋さん、そしておふたりからのラブコールに答え中野さんが登場です。脇キャラとはいえ強烈なインパクトを残していった鳥待監督役の中野さん、実際に映画での活動の方が長いそうです。個人的に中野さんは蟲師の印象が強かったので、鳥待監督と同じ方だと知ったときはびっくりしました。

　アニメで演じることについては意外と現実的な中野さん。１話でのあのセリフはご本人もお気に入りの様子です。またＢＬ作品の出演が初めてだそうで、逆に小野さんと高橋さんはどうやって練習しているのかという質問に。それについてのおふたりの返答がこれまた楽しかったです。



＜関連作品＞

・原作
(感想記事はこちらです）








・シリーズ
(感想記事はこちらです）