抱かれたい男1位に脅されています。 /桜日梯子 【漫画感想】

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『抱かれたい男1位に脅されています。 第1~3話』(表題作)

<登場人物>

 (攻)東谷准太(あずまや じゅんた)…俳優。芸歴3年。祖父がスペイン人のクォーター。

 (受)西條高人(さいじょう たかと)…俳優。芸歴20年。抱かれたい男5年連続1位だった。


<あらすじ>

 8才で芸能界入りし芸歴は20年、抱かれたい男5年連続1位を取り続けた西條高人。しかし芸歴3年の新人俳優・東谷准太が1位の座を奪い、高人は2位に陥落してしまいます。


<感想>

 そろそろアニメが終わってしまいそうで寂しくなったので、今さらですが1巻を読み返してみました。私が所持している紙本はずいぶんと修正が神懸っている……と思ったら、もう5年近く前の本だったんですね。長く続くシリーズと共に修正の歴史も辿れそうな気がします。

 最初は准太がキラキラ天使と呼ばれることに少し違和感があったものの、先生のコメントに天使は天使でもクリオネ系の天使、との解説がありそちらを読んだらとても納得できました。なるほど、たしかにチュン太の高人さんへの迫り方はいつ見てもホラー入ってました。

 凶暴な天使に振り回されつつも、それだけでは終わらない高人さんもよかったです。ついつい忘れてしまいがちなのですが、高人さんて本来はしっかり者なんですよね。何があっても仕事ではヘマをしない人達が大好きです。



『迷える神様に愛の手を』

<登場人物>

 (攻)タケル…満星が下界で初めて接した者。

 (受)天津満星命(あまつみつぼしのみこと)…大神の孫。神格がかなり高い。女好き。


<あらすじ>

 女遊びが高じて他の神に怒りを買った満星は、大神によって下界に落とされます。天界に戻るためには、満星が下界で初めて接した者の愛を得なければなりません。


<感想>

 女好きの高飛車神様(でもそんなに嫌味な感じはしない)が、とある神様の妹を誑かしたとして怒りを買い、地上に落とされます。そこで満星が最初に出会ったのがタケル。タケルの愛を得ようと、満星は「愛を捧げる儀式の間」(という名のホテル)に連れ込まれ……あれよあれよという間においしくいただかれてしまいました。

 タケルの言っていた通り、高飛車だった満星がベッドの上では意外にもかわいかったです。あと再会したあとのタケルがすごく凛々しくてびっくりしました。神々しかったです。



『ネトラレトライアングル』

<登場人物>

 (攻)藤崎優也(ふじさき ゆうや)…高1。中学時代は地元で名の知れた不良だった。

 (攻)二宮雪生(にのみや ゆきお)…高1。父が有名な写真家。

 (受)高原星悟(たかはら せいご)…高3。生徒会長。


<あらすじ>

 生徒会長の星悟は、天使のようにかわいい優也と付き合って3ヶ月。そろそろキスよりも先に進みたいと優也を抱くシミュレーションをしていますが……。


<感想>

 かわいいかわいい優也を抱く算段を整えていたのに、はぐらかされ続けて3ヶ月。悶々としていた星悟さんでしたが、先に雪生に抱かれてしまいました。

 星悟さんが襲われたのは、もとはといえば雪生と優也が互いの恋人を寝取り合ってきたことの一環だったようです。とはいえ優也が今まで猫を被っていたのは星悟さんに本気だったからのようで、そこは安心しました。

 激しく元不良臭を漂わせる優也の切り替わりが癖になりそうでした。星悟さんを攻める顔がエロいです。



『彼のドSスイッチ』

<登場人物>

 (攻)桜田幸太郎(さくらだ こうたろう)…大学生。劇団に所属して1年の新人役者。

 (受)小窪信夫(こくぼ のぶお)…劇団の看板役者。


<あらすじ>

 小窪に憧れて劇団に入った桜田。新人の仕事として稽古場の戸締りをしていると、1人で残っていた小窪を発見、つい覗いてしまいます。


<感想>

 普段気弱な攻がスイッチ入ると豹変する展開がもとから大好きで、そこに桜田の三白眼がさらに萌を煽ってきます。しかも桜田にあわせて小窪さんもけっこう切り替わっているような。

 ふたりの関係が一瞬にして変わる逆転劇、できればこちらも続編をお願いしたいくらいでした。



『校舎裏の夏』

<登場人物>

 吉見学(よしみ まなぶ)…高1。幼馴染に告白するも玉砕。

 妹尾翔太(せお しょうた)…高2。いつも夏服。


<あらすじ>

 人生初の告白で振られ、校舎裏で失恋に浸っていた学。そこへ突然見知らぬ生徒・翔太が現れ、学の話を聞いて慰めてくれます。


<感想>

 出版社あらすじに「ハイテンションドエロ読みきり」の文字が躍る中、最後に収録されているこちらだけは雰囲気が違っていました。初出が『不憫BL』だったというのが大いに頷ける、たしかに不憫だけれど爽やかできれいなお話でした。

 ただ何度読んでも切ないというかつらい展開です……。テンション高めの短編集、最後はしっとりとした読後感を残してくれました。



<オススメ>

・ハイテンションから不憫まで、多彩な短編集。



<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)

BookLive!/
Renta!/
コミックシーモア/
eBookJapan/
BOOK☆WALKER


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・CD


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・付録CDに『彼のドSスイッチ』収録


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