淫紋の花 西野花(著)/二駒レイム(イラスト) 【小説感想】
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<登場人物>
(攻)鬼戸榊(きど さかき)…鬼戸家の新しい当主。33歳。
(受)神代結那(かみしろ ゆな)…呪い師の一族。23歳。
<あらすじ>
結那の生まれ育った撫木町は、実質鬼戸家の支配下にあり、結那の神代家も深い繋がりがあるといわれています。そんな町に残る因習を受け入れられず、一度は故郷を出た結那。しかし下腹に花の形をした淫紋が浮かんでしまい、その作用に抗えなくなった結那は町へと戻ってきます。
<感想>
わかりやすいタイトル、そのものズバリ淫紋です。現代のお話ですが、舞台が地方都市にあるとある町で、「鬼戸」という家が昔から支配してきたというどこか排他的な雰囲気が漂います。
そんな古くからの因習が色濃く残る町で育った結那。攻の榊とは10歳の年齢差がありますが、幼い頃から一緒にいたため兄弟のような関係です。
結那の生まれた神代家は呪術師の家系らしく、かつて榊の鬼戸家の暴走を止めるために呪いをかけたといいます。その反動で、神代家からは「捧げ花」として花の淫紋のある人間を鬼戸家に差し出してきました。
中心となるのは、その淫紋の出てしまった結那と、鬼戸家の当主となった榊。家同士に深い繋がりがあるためふたりは幼い頃から仲が良く、気持ちの上でははじめからブレずに互いを想い合っているように見えます。初めては結那に淫紋が出る前、お祭り中の神社でと、最初からとても甘く激しかったです。はじめからずいぶん飛ばす展開に期待値が上がります。
結那はその後一度故郷を離れ、約4年半後、淫紋の作用に耐え切れずに帰郷します。そこで待っていたのは、鬼戸家の血を鎮めるためという名目のもと、男性陣に次から次へとモブ姦される日々でした。
モブ姦がダメな方にはオススメできませんが、淫紋効果で痛がったりとかはないのと、結那が意外と運命を受け入れているので悲愴感はないと思います。さらに複数プレイの後には必ず榊と2人きりでのお清め的シーンがあるので、むしろそちらに萌えてしまったり。
呪いの本質に迫る展開もあり、因習については一応の決着はつきます。榊の弟・市矢にはちょっと同情してしまいました。
あとはプレイも多彩でした。○道責めや木馬までご登場です。個人的には淫紋がただ体に浮かぶだけでなく、途中で変化する描写がツボにはまりました。
<オススメ要素>
・恋人を含めてのモブ姦。
・花の淫紋。
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