番になれない! /小坂つむぎ 【漫画感想】
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『番になれない!』(表題作)
<登場人物>
(攻)浅沼聡(あさぬま さとし)…α。大学生。律の前ではβのふりをしている。
(受)律(りつ)…Ω。大学生。
<あらすじ>
オメガだとわかったことが原因で、中学時代にいじめられていた律。当時優しくしてくれた聡を好きになりますが、律が転校することになり離れ離れに。
聡をずっとストーカーし続け、同じ大学に入学した律は6年ぶりに聡と再会します。そこで律は聡好みのビッチのふりをし、聡を押し倒したところ……。
<感想>
どちらもほのかに執着とヤンデレの香りがするかわいいオメガバースでした。
中学時代にオメガだからとアルファたちにいじめられていた律は、すっかりアルファ嫌いに。その時に優しくしてくれた聡のことを好きになりますが、自分がアルファだと言いだせなかった聡は律の前ではベータのふりをしています。
そのまま律が転校してしまい、再会は6年後の大学生になってから。聡のことがずっと好きだった律は興信所を使って聡のことを調べ上げ、聡と同じ大学に入学です。そこで計画的な再会を果たし、聡好みのビッチを演じて押し倒したところ、めでたく両思いが発覚、恋人になります。
互いに好きで好きでたまらないのが伝わってくるハッピーな雰囲気ではあるものの、偽りビッチの律と、腹黒天使でアルファであることを隠したままの聡は食い違いを起こしていきます。黙っていられずに騒いでしまう律と、諸々わかった上で何も言わないままの聡。聡からの着信が150件もきて喜んでいる律は重症です。
巻き込まれてばかりの律のいとこ・龍之介がどこまでもイイ奴で大好きになりました。「幸せそうで何よりだよ」のセリフにこれほど頷いたことはありません。龍之介と一緒にふたりの壮大なノロケ話を見せられているようで、終始楽しかったです。
『運命の番、そんなものはない。』
<登場人物>
(攻)淳(あつし)…β。お金がない。
(受)弘樹(ひろき)…α。社長。
<あらすじ>
富も名声も手に入れたアルファの弘樹は、自分にふさわしい上質なオメガを探しています。そんなとき、道端に座っていたベータの淳と出会い、オメガではない淳に弘樹は興味を示さずその場を後にしますが……。
<感想>
トップを走り続けてきた高飛車アルファ様の弘樹。会社社長で自分にふさわしい上質で従順なオメガを探し求めていますが、今のところ理想の相手は見つからず。
そんなときに出会ったのがベータの淳です。道端に座っていた淳を弘樹はゴミ扱いですが、会社に戻ってみればなぜか淳が自分の椅子に座っている……一体何者なのかと思いましたが、特に素性を隠している風ではなく、高飛車な弘樹がベータの淳においしくいただかれてしまうという素敵展開に。
β×αってあんまりない組み合わせなので新鮮でした。αの弘樹がいかにもな強気キャラだったので楽しさ倍増です。
<オススメ要素>
・βのふりをしているα×ビッチのふりをしているΩ。(表題作)
・β×α。(運命の番、そんなものはない。)
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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