＜登場人物＞
（攻）榊明斗（さかき あきと）…新進気鋭の若手指揮者。２８歳。
（受）伊月結弦（いづき ゆずる）…音楽一家に生まれた女性誌編集。２６歳。
（攻）大和涼介（やまと りょうすけ）…クラシック雑誌の編集。第二編集局の№１。
（受）久世薫（くぜ かおる）…日本のトップオーケストラのヴィオラ奏者。榊とは大学の同期。２８歳。
＜あらすじ＞
編集の伊月が急遽入った取材交渉で出会ったのは、指揮者の榊。オレ様な態度に気が向かないながらも榊の指揮を見た伊月は、感動のあまりすぐに榊に取材を申し込みます。その途端、楽屋に連れ込まれた伊月は、そこで榊が高校の先輩だったことをようやく思い出します。
＜感想＞
旧版を買おう買おうと思っているうちに手に入らなくなってしまい、新装版が出たと知って今度は喜びのあまりなぜか買ったつもりになっていました。そしていざ読もうと探しても当然家のどこにも見当たらず、慌てて購入、ようやく本を開くことができました。
榊の職業が指揮者、伊月も音楽一家の生まれで昔はピアノを弾いていたということで、クラシックの曲がたくさん出てきます。伊月の担当雑誌がクラシック専門誌ではなく女性誌というのもあって、曲の解説や演奏風景の描写がくどくなくてとても読みやすかったです。
濃厚なのに綺麗な肌色シーンも堪能いたしました。さらりとド変態な榊さん最高です。
当て馬もしくは嫌な奴なのかな、と思っていた大和さんにもお相手がいらっしゃいました。久世さんに振り回される姿がかわいかったです。大和さんはここぞというとき以外は敬語を崩さないので、仕事でもそうでしたがしっかりした人なんだと印象が良くなりました。
＜関連作品＞
・続編 （感想記事→それでも俺のものになる Qpa edition ２ /高崎ぼすこ）
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