白刃と黒牡丹 /ゆくえ萌葱 【漫画感想】

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<登場人物>

 (攻)白樺刀麻(しらかば とうま)…弁護士。37歳。眼鏡。

 (受)黒井憲剛(くろい けんごう)…黒々組の若頭。37歳。


<あらすじ>

 組の若頭の黒井に、暇さえあれば告白してくる幼馴染の白樺。堅気の白樺のためずっと相手にせず流してきた黒井でしたが、「黒々組の顧問弁護士を引き受けることにした」という白樺の発言に、ついに様子が変わります。


<感想>

 雑誌でお見かけしてからずっと気になっていたのですが、どうやら『おれはブサメン-猫つづり-』に出てきた脇キャラのスピンオフだったようです。カバー下での先生のコメントを読むまで気がつかなかったくらいなので、本作だけでも十分楽しかったです。

 同じ病院で3日違いで生まれたらしく、本当に生まれた時から一緒の黒井さんと白樺さん。けれど黒井さんの家業のことがあり、真正面から告白してくる白樺さんを黒井さんは受け止めてはくれません。

 それでも慌てず騒がず、20年も前から根回しをしていた白樺さん、一見淡々としているようで、回想や時折見せる表情から、相当な情熱を内に秘めていることがうかがえます。いい眼鏡攻です。

 そんな白樺さんがようやく受け入れてもらえたラスト、こういう攻の泣き顔が大好きなのでもう本当に萌えました。しかもこのときの黒井さんのセリフが!白樺さんにもらったものと対応していたのがまたたまらないです。

 このお互いが一番ほしい言葉をあげられる関係って最高でした。黒井さんが白樺さんにもらった言葉も、きっとすごく響いていたんだろうというのが伝わってきます。

 描き下ろしもこのふたりならでは、といった流れに感激しました。黒井さん……なんという男前……!!

 スピンオフということで作中に隠れていた猫のブサメン、カバー下で答えあわせができます。これがなにげに難しくて。私は2ヶ所(しかも難易度☆と☆☆)しか見つけられませんでした。


<オススメ要素>

・執着眼鏡幼馴染弁護士×男前若頭。


※紙本の帯に全プレ情報がありました。

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<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)

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・シリーズ
(感想記事はこちらです


・黒井と伴田が登場


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