花嫁修行、参ります! 榛名悠(著)/サマミヤアカザ(イラスト) 【小説感想】

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<登場人物>

 (攻)桐丘博臣(きりおか ひろおみ)…大企業の跡継ぎ。現在は専務。28歳。

 (受)北森奏多(きたもり かなた)…便利屋。女子顔負けの美貌。28歳。


<あらすじ>

 恋人として同棲中の博臣と奏多。奏多のため苦手な猫との暮らしも受け入れるほど、博臣は変わらず奏多を溺愛しています。
 もとは高校の同級生のふたり。揃って同窓会に参加すると、そこで再会した柿本から「彼氏のふりをしてほしい」と便利屋の奏多に依頼が入ります。


<感想>

 『花嫁代行、承ります!』の続編です。前作では10年ぶりの再会から恋人になった、同級生の博臣と奏多。今回も便利屋の奏多のもとに舞い込む依頼にふたりが巻き込まれ、楽しいドタバタ花嫁修業を見せていただきました。

 まずは博臣と奏多が住むマンションに、新しい仲間がやってきます。猫のタイガが一緒に住むことになる経緯がかなりかわいそうではありますが、もとは猫が苦手だった博臣が奏多のためにタイガと打ち解けていく姿は微笑ましかったです。

 後半はふたりの同級生の女の子・柿本さんとその彼氏の壮大な(?)イチャイチャに巻き込まれ、奏多まで博臣の実家で花嫁修業モドキをするハメに。お茶の点て方だったり、味噌汁の出汁が……と彼氏の祖母と母親からダメだしされながらも教えを請い、相手の家族と仲良くなっていく典型的な花嫁修業。意外とBLでは見たことがなくて新鮮でした。

 博臣のお父さんこそ登場がなかったものの、博臣の家族とはいい関係を築けた様子の奏多。博臣が何がなんでも奏多を離さないことは容易に想像できるので、この流れは明るい未来を予感させます。最後は再びの結婚式撮影(もちろん奏多はウェディングドレス)で、前作のふたりの劇的な再会を思い起こさせてくれます。博臣の想いの化身・ウサギのぬいぐるみたちが新しい衣装を纏う日もそう遠くはなさそうです。


<オススメ要素>

・溺愛ムッツリ×美貌の便利屋、花嫁修業編。


<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)

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