僕は鬼の飼い猫 /あさひ 【漫画感想】
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<登場人物>
(攻)鬼嶋忍(きじま しのぶ)…裏稼業。眼鏡。
(受)天音雅(あまね みやび)…大学生。長髪。21歳。
設楽庵(したら いおり)…鬼嶋の幼馴染。
<あらすじ>
普通の大学生だった雅は、ある日帰宅すると突然身に覚えのない借金を負わされ、両親の死を知らされます。自身も追われる身となった雅は、逃げる途中で鬼嶋にぶつかり、裏稼業の人間とわかりながらも助けを求めます。
<感想>
『インテリヤクザの愛玩ヤンキー』に登場していた鬼嶋×雅のお話です。ふたりのなれそめとなるお話なので、時系列は『インテリヤクザ』より前かと思われ、前作のキャラも出てこないのでこちら単体でも問題なく楽しめそうです。
前作でも少しの登場ながらただならぬ雰囲気をかもし出していた鬼嶋さんと雅。今回はレーベルが異なることもあり、同じヤクザモノでもハードボイルド色が濃い印象です。雅が追われる理由や両親についても裏社会ならではのかなり理不尽な展開ですが、主要キャラがどなたも芯があって強いおかげかそのあたりはさらりと読めました。
命を狙われた受とそれを助けたヤクザ攻の王道ストーリーな中、鬼嶋さんが雅を匿ってくれた訳や周囲の思惑、庵さんなどなど、細かいところでスパイスが効いていて毎話惹き込まれました。眼鏡と前髪の組み合わせであらゆるバリエーションの鬼嶋さんが見られるのも楽しかったです。長髪の雅は体は細くとも脱げばしっかり男性の体つきなところや、鬼嶋さんが眼鏡を外し前髪を下ろして風呂場に侵入してきたときのギャップにはやられました。
それからあとがきでも触れられていた、美味しいところを1人でだいぶ持っていったと思われる新キャラ・庵さん。最後に収録されていた先生のらくがきが超絶かっこよくて見惚れました。
<オススメ要素>
・ハードボイルド眼鏡×健気系長髪大学生。
<関連作品>
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