羽賀くんは噛まれたい /さきしたせんむ 【漫画感想】
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<登場人物>
(攻)浪川嵐(なみかわ あらし)…α。刑務官。看守部長。26歳。
(受)羽賀大輔(はが だいすけ)…Ω。服役中。黙っていれば美人。23歳。
山田(やまだ)…Ω。羽賀と同室の囚人。
<あらすじ>
Ωの自分を襲おうとしたαの歯を狩り、傷害で服役中の羽賀。理想の歯を求めて脱獄を計画していましたが、新しく配属された刑務官・浪川の前歯が理想の形をしているのを発見。マスクで見えない奥歯まで確認しようと、羽賀は浪川に色仕掛けで迫ります。
<感想>
黙っていれば美人なのに口を開くとおバカさんになってしまう愛すべきΩ・羽賀くんのおかげで、明るく楽しいオメガバースでした。童貞をこじらせたかわいそうなαの浪川さんも、羽賀くんことになると様子がおかしいのもかわいかったです。こちらの社会では新薬が開発されていて、階級差別が薄い世の中なのも読みやすくて助かりました。
重度の歯フェチの羽賀くんに迫られてもどうにかかわしていた浪川さんでしたが、離れた途端に実は羽賀くんが気になって仕方ないのには笑いました。その一方で、あんなに浪川さんに言い寄っていた羽賀くんは、浪川さんの歯が見たいだけで惚れているわけではないらしい。それを知った浪川さんの動揺は察するに余りあるのですが、こじらせ童貞のくどさにはやはり笑ってしまいます。
その後窮地を浪川さんに救ってもらった羽賀くんがせっかく素直になってくれたものの、羽賀くんの出所をおそらく本人よりも待ち望んでいた浪川さんの暴走が止まらない。ここぞとばかりに男らしく強引な一面を見せてくれる浪川さんのギャップにやられました。愛が重い変態攻って素敵。
看守長の佐倉さんや、羽賀くんと同室でΩの山田もいいキャラしていて登場の度に楽しかったです。カバー下の山田があまりにもかっこよくて最初誰だかわかりませんでした。
描き下ろしではふたりのラブラブな朝が見られて大満足です。浪川さんは毎朝遅刻せずに出勤できているのでしょうか……。真面目な浪川さんがすべてを悟った看守長に静かに怒られる姿が容易に想像できます。
<オススメ>
・童貞拗らせ刑務官α×歯フェチΩ。
<関連作品>
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(感想記事はこちらです)
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