MADK 3 /硯遼 【漫画感想】
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<登場人物>
マコト…M。元人間の高校生。生前は自分の異常性癖に苦しんでいた。
J…魔界の大公爵。
<あらすじ>
マコトがJについての手がかりを探るも進展しないまま、半年が経った頃。Jからの提案で、マコトが悪魔になった日を祝う誕生祭が行われます。
<感想>
本当に終わってしまいました。読み終わったばかりの今はただただ放心状態で、既刊を読み返してはまた放心する、というのを繰り返しています。どこまでもすごいお話でした。最後まで見届けられて幸せです。
登場キャラはほぼ全員悪魔なので、彼らの心情やどういう意図があったのかは想像すら及ばない気がします。ですが誰がどうなったのか、については比較的わかりやすかったので、スッキリした気持ちで読み終えられました。言葉と愛に縛られ、人間よりも人間らしい悪魔たち。どこを取っても壮大に感じられますが、もしかしたら魔界の日常のほんの一部を切り取って見せてもらっているだけなのかもしれません。魔界の大侯爵が代替わりするときはいつもこうなんですよ、と言われたとしても納得できてしまいます。
愛や執着でドロドロのMとJに息つく間もない中、SとDさん、それからKの登場がひとときの癒しを与えてくれました。特にKが再び活躍してくれたのが嬉しいです。Kってたしか2巻でも言っていましたが、結局は弟より長く存在し、愛する人の隣を得た大成功者なのでは。なんとなくですがKってMに愛されるためにMを追い抜こうなんて考えないかわいい悪魔だと思うので、これからもMに馬鹿にされながらそのポジションを守っていくのではないかな、と勝手な妄想が止まりません(いやでもKにもマコトとの共通点は増えているしワンチャンあったらいいな……)。
ああかもしれない、こうだったかもしれないと読み返す度に妄想が膨らんでいくのが楽しくてたまりません。悪い方に考え出すと切なくて仕方なくなるので、JはMの大切なものを盗んでいったカリオスト〇的ハッピーエンドだと今は思っています。
<オススメ>
・シリーズ完結。
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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(感想記事はこちらです)
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