MADK 2 /硯遼 【漫画感想】
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<登場人物>
マコト…M。元人間の高校生。生前は自分の異常性癖に苦しんでいた。
J…魔界の大公爵。
堕天娼(だてんしょう)…D。悪魔相手の娼館を経営している。
<あらすじ>
マコトがDの娼館で働き始めて3年、ようやくJのもとに戻って仕事をすることになります。
初仕事でJにつらい思いをさせられ腹を立てたマコトは、まずはJのことを知るため、仕事を休んで行動を起こします。
<感想>
1巻のラストから3年が経っていて、Dさんの娼館で売れっ子になっていたマコトが再びJのもとに戻るところからのスタートでした。色気と妖しさの増したマコトに惚れ惚れしつつ、時折見せる年相応(?)な子供っぽい仕草がかわいくて、冒頭から「M」の魅力に夢中になってしまいました。
Jのもとで「悪魔の仕事」をすることになったマコトでしたが、Jの手配した初仕事がこれまた強烈……。大公爵のすることはやはり半端なかったです。
Jの意図は判別が難しいことこの上ないものの、Jについて調べようとマコトが本格的に行動を開始します。その道中でのやりとりももう凄かった……当たり前に繰り広げられる駆け引きに惹き込まれ、一字一句見逃せません。
成長したマコトの快進撃、見たかったものを見せていただけているはずなのに、ここはとても切ない気持ちになりました。以前Jに言われたとおりに自分の力で翼を見繕ったマコトですが、その姿は人を利用し、のし上がっていく悪魔そのもの。でもKやDさんに対して感じる切なさが、よりマコトを美しく見せてくれている気がします。
2巻を読み終わったあとで1巻を読み返してみたところ、新たな発見がたくさんありました。先生は三巻完結を目指していらっしゃるとのことで、今後の展開はまったく想像できませんがここまでのお話を反芻して楽しみに待ちたいと思います。
<オススメ>
・成長したマコトと悪魔たち。
<関連作品>
・シリーズ
(感想記事はこちらです)
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