<登場人物>
(攻)ハルヴィル=フロプト…ハヴィ。天才魔導士。
(受)バルドリーグ・アルスヴィーズ…バルド。アルスヴィーズ国の王子だった。魔剣の呪いを受けている。
<あらすじ>
ハヴィはどうにかバルドを助け出したものの、戻った街はすでに敵に手に落ちており、バルドは再びアスタドールのもとにさらわれてしまいます。
捕われたバルドはアスタドールの秘術により、魔神を宿した体と精神体とに分裂させられていました。
<感想>
クリムゾン・スペル6巻です。なんと約5年ぶりの新刊とのこと。記憶違いから何か変なことを書いていたらすみません。
最初はリムリスの回想から始まります。どうやらリムリスには並々ならぬ事情があった様子。かつてのフレイヴァング王が凛々しくてかっこいいのがまた切ないです。
一旦はバルドを救い出したハヴィですが、戻った街はまるごと敵の手に落ちていて、酒場で待ち合わせていたマルスとハルレインも犠牲に。バルドは再びアスタドールに捕われてしまいます。
つかまったバルドはアスタドールの秘術により分裂させられていました。バルドのカラダから精神を引き剥がし、肉体には魔神の力を残した……らしいです。精神体のバルド(白バルド)は話はできるものの体は透けていて、直接触ることもできません。背中に白い羽根があるので飛べるみたいです。
一方で魔神のほうのバルド(黒バルド)は、なんと普通に話せます。特に魔獣の時の姿になると、これまでとのギャップに萌えが募ります。俺様な態度なのに実は真正面からハヴィを慕っていたのがわかってなんかもうかわいい。白バルドの冷静な一言に笑うしかありませんでした。
今後はハヴィと白黒バルドとの三角関係が表面化してきたりするのでしょうか。3人が同時に存在しているって感慨深かったです。
先生のあとがきによりますと、次巻は1年半後の予定とのこと。楽しみがさらに増えてきたので、いつまでも待っていられそうです。
<オススメ要素>
・シリーズ6作目。
・バルド分裂。
<関連作品>
・電子書籍
BOOK☆WALKER【カラー扉付き電子限定版】
・シリーズ
(感想記事はこちらです)
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