ロマンチックじゃモノ足りない /たらふくハルコ 【漫画感想】

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<登場人物>

 (攻)新堂浩介(しんどう こうすけ)…フリーエンジニア。奥手。眼鏡。

 (受)深澤修司(ふかざわ しゅうじ)…新堂の先輩。兄がブラコン。


<あらすじ>

 付き合って3ヶ月の深澤と新堂。新堂からの告白だったのに、新堂は深澤に全く手を出さずキスすらまだの状態です。痺れを切らした深澤は自ら体の開発をはじめるも、予想以上にハマってしまい……。


<感想>

 当人たちにとっては深刻な問題を抱えつつも、基本は付き合ったばかりのふたりの楽しいイチャイチャ物語です。最初からすでに出来上がっている人たちのお話なので、安心して楽しめました。ありがとうございます。

 おそらく高校時代に出会っていて、その時から深澤のことが好きだった新堂。8年後の偶然の再会をきっかけに新堂から告白したようです。ところが童貞奥手眼鏡の新堂は、3ヶ月経っても深澤と会って話をして終わり。キスすらまだです。

 そこで男同士のアレコレを自ら調べ、自分の体の開発に乗り出した深澤。当たり前のように自分をネコ側で認識しているあたりかなりの男前先輩です。

 一方の新堂はといえばロマンチスト童貞をこじらせ、深澤が使っていたプラグにまで嫉妬する始末。でもやるときはやってくれます、最後にはブジーを持ち出すまでになっていました。

 後半では深澤の兄が登場。この深澤兄の存在感がもう強烈で。ふたりをさんざん引っ掻き回してくれるんですが、でも極度のブラコンなだけで悪い人ではありません。結局は彼のおかげで新堂は深澤家の家族公認となります。

 家庭について影のある新堂にとって、これはとてもいい展開だったのではと思えます。描き下ろしで深澤兄となんだかんだなかよしになっている様子が見られたりと、あったかくていいお話でした。

 あとは前半で新堂が相談していた電話相手がなんかおもしろかったです。一度の電話だけでの登場だったので、地味に気になっています。


<オススメ要素>

・最初から恋人の奥手眼鏡×男前先輩。


※紙本の帯に全プレ情報がありました。

<応募者全員プレゼント>
『描き下ろしコラボ小冊子』
・100円切手
・帯から切り取った住所カード2枚
・応募券2種(『ロマンチックじゃモノ足りない』『九条せんせいの言いなり』)を貼った記入済みアンケートハガキ
 応募締切 2019年4月1日(月)当日消印有効


<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)

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