添い遂げて、竜人さん /刹那魁 【漫画感想】

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『添い遂げて、竜人さん』(表題作)

<登場人物>

 (攻)ツクモ…竜型竜人。元は人間で、人の姿にもなれる(ただし消耗が激しい)。

 (受)黒鉄紫(くろがね むらさき)…高校生。一軒家で一人暮らし。


<あらすじ>

 遺伝子の影響により、人が竜の姿になることがある現代。高校生の紫が学校から帰宅中、空から突然竜が降ってきます。
 元は人間だったものの、最近「竜返り」により完全な竜の姿になったというツクモ。お腹を空かせたツクモに食事を与え懐かれた紫は、ツクモを渋々自宅へ連れ帰ります。


<感想>

 日常的に竜人のいる現代が舞台です。この世界では遺伝子の影響による「竜返り」という現象が当たり前に起こっていて、人が竜の姿になってしまうことがあるようです。「竜返り」の程度は様々で、完全に竜になる人もいれば鱗や尻尾、角はあるけれど見た目はほとんど人のままの場合もあったりと人によって違いがあるみたいでした。

 突然の出会いだったにもかかわらず、お互いにワケありな空気をかもし出すツクモと紫は、紫の家で一緒に暮らし始めます。基本無表情の紫に対し、竜のツクモの喜怒哀楽がマスコット的なかわいさで表現されていてどれもかわいいです。

 寂しがりで人肌が恋しいツクモは無意識のうちに紫を襲ってしまいますが、そこは一巻通して素股を貫いていました。ツクモは少しなら人の姿になれるようですし、そちらの方面でも発展できるのか要注目です。ちなみにツクモの方にも真っ白修正が入っており、それによりさらに大きさが強調されている印象です。

 互いの事情が明るみになり、ふたりの心が通じ合ったところで本編は終了。一応区切りはついているけれど問題は残っているような……と思っていたら、セカンドシーズンが決定しているとのことでした。連載は『花音2019年11月号』から、コミックス第2巻は2020年夏ごろ発売予定とあります。

 描き下ろしでは紫の初めての笑顔、カバー下ではふたりのかわいい日常風景が見られました。



『こんな俺をバカだと言って』

<登場人物>

 (攻)雪代(ゆきしろ)…バイトの後輩。無愛想。

 (受)高坂(こうさか)…バイトの先輩。雪代に一目惚れ。


<あらすじ>

 アルバイト先の後輩・雪代に一目惚れした高坂は、雪代からもらった巨大なネコのぬいぐるみを相手にイメージプレイを始めます。


<感想>

 高坂がユキと名付けたぬいぐるみのネコさんが大きくてかわいいです。しかし、贈り主の雪代に重ねてイメージプレイを始めた高坂によって、なんともシュールなお姿に……。

 どうせ片想いのままだと諦めている高坂の変態性はとどまるところを知らないかにみえたものの、雪代の方も実は、というどっちもどっちな展開に。この後が非常に気になります。

 高坂の気持ちはとうに筒抜けだったようですし、あとは雪代次第かと思われますがふたりの関係性ははっきりしないままです。こちらも続編があればぜひ読ませてほしいお話でした。


<オススメ要素>

・かわいい竜型竜人×孤独なツンデレ高校生。



※紙本の巻末と帯に全プレ情報がありました。

<応募者全員プレゼント>
『花音創刊25周年記念24P特製描き下ろし小冊子』
 対象コミックスの帯についている応募券2枚(2タイトル分)と、巻末の申し込み用カードで応募できます。
 応募締切 2019年10月31日(木)当日消印有効



<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)

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