<登場人物>
(攻)ツクモ…竜型竜人。元は人間で、人の姿にもなれる(ただし消耗が激しい)。
(受)黒鉄紫(くろがね むらさき)…高校生。一軒家で一人暮らしをしていた。
<あらすじ>
両親が蒸発し一軒家で一人暮らしをしていた紫と、竜型竜人のツクモが一緒に住むようになり、気持ちを通じ合わせたふたり。ツクモが働く商店街の人々にも受け入れられ、仲良く過ごしていました。
そこへ現れたのが、紫の叔父・遠野。紫に毛嫌いされている遠野はツクモが一人のところに訪れ、紫の為にも家から出て行ってほしいとお願いをしてきます。
<感想>
2巻はまるっと1冊表題作でした。その分、竜人のいる世界や紫の家の事情などにも踏み込んだ内容になっていて、ツクモと紫の絆がより深まっていく様子をじっくり追いかけられました。
検診に行ったツクモに少し不穏な影が過ぎるものの、紫との関係は良好な様子。二人きりでデートをしたり、商店街の人々と食事をしたり。そこから見えてくるのが、紫の住む街がとても竜人の住みやすいところだということ。他の場所からやってきた竜人も多いようで、ここだけ平和なのがよそからの反感を買ってしまうのかもしれません。
そんな街で育ち当たり前に思いやりを兼ね備えた紫だったからこそ、ピンチのときにはみんなが助けてくれたのだと思います。中でもナギラ先生は一番インパクトがありました。白衣の竜人さんは怒っても壮絶にかっこよかったです。
体の方も、ふたりは基本素股だったところから進展が。さすがに竜型ツクモと合体とはいきませんが、尻尾がかわいく活用されていて安心しました。てっきりツクモが人型になるのかと思っていたので、この展開は紫が竜型のツクモそのものを受け入れている感じがして嬉しかったです。
描き下ろしでは、ここにきて浮上してきた「付き合うとは言ってない」問題。互いに照れまくるツクモと紫がかわいかったです。ハカナシさんがいい仕事してくれてました。カバー下も何やら楽しげな雰囲気。みんな仲良くなれて本当によかったです。
<オススメ>
・シリーズ続編。
・感情豊かな大型竜人×孤独な高校生。
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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