<登場人物>
(攻)土屋葉月(つちや はづき)…アルファ。大学生。
(受)古賀雫斗(こが なおと)…オメガ。シングルマザー。高校の用務員。
古賀しずく(こが しずく)…雫斗の娘。しっかり者。小学生。
<あらすじ>
第二子・湊が生まれた雫人は、葉月・しずくとともに4人で暮らしています。初めての子育てに戸惑う葉月を励ましつつ皆で協力し、家族同然の絆を深めていました。そんなとき、葉月の母親の会社の関係者として、昔雫人に乱暴したαが現れます。
<感想>
前半は、湊が生まれて子育てに奮闘する雫人・葉月・しずくの様子が描かれます。スパダリっぽいと感じていた葉月が初めての子育てに戸惑い、様子のおかしくなっている様子が新鮮でした。そんな葉月を励ます雫人が頼もしかったです。そしてさらにたくましくなったいたのがしずくちゃんでした。葉月のお母さんまで虜にしてしまったのも頷けます。
そんなほのぼの家族の風景から一転、高校生の頃に雫人を襲ったαが登場します。このα・村雨については先生がカバー下で「誰も擁護できないクズ」を目指したとおっしゃっている通り、勧善懲悪にぴったりなクズそのものでございました(しかしこのいかにも悪そうな彼の表情は嫌いじゃない)。
この村雨との対決が雫人、葉月それぞれ個性ある戦い方で見ごたえがありました。1巻を読んだときから葉月の怖い顔が好きだったので、今回たくさん見られて楽しかったです。雫人も、最初はけじめさえつけられればいいのかと思っていたのですが、家族が危険に晒されたとあっては即相手を殴りに行こうとしたのには驚きました。優しくて強い、良い「ママ」でした。
前巻で印象に残っていた京介がちらっと出てきてくれたのも嬉しかったです。留年したのかな、と私も一瞬考えてしまいました。
<オススメ要素>
・シリーズ2作目。
・雫人のトラウマの元凶が登場。
<関連作品>
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