プレイボーイ・ビースト /桃ノ木みのむし 【漫画感想】
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<登場人物>
(攻)獅子ヶ谷透麻(ししがや とうま)…高校生。特進科2年。ライオン半獣。アルビノ。眼鏡。
(受)黒斑理駆(くろぶち りく)…高校生。スポーツ科2年。黒豹半獣。
<あらすじ>
動物と人間のハーフ「半獣」が人間と共存する時代、黒豹半獣の理駆は高校生になっても発情期がこず、いまだに童貞なことに焦りを感じていました。
そんなとき、理駆の学校に転校してきたライオン半獣の獅子ヶ谷と寮で相部屋に。意味深な匂いをつけて帰ってきた獅子ヶ谷の影響を受け、理駆に初めての発情期が訪れます。
<感想>
フワフワでフサフサの耳と尻尾を持つ半獣高校生同士の、発情期に翻弄されつつも意外とピュアで甘酸っぱい雰囲気のお話でした。時々とてもナチュラルに尻尾でコミュニケーションをとっている描写があって、あまりのかわいさに萌転がってしまいました。
発情期が遅れていて童貞をこじらせ中の黒豹・理駆と、将来は医者になる予定で年上のセフレまでいるアルビノライオン・獅子ヶ谷。ふたりの学年は同じながら、最初は獅子ヶ谷の方がだいぶ大人びて見えます。
初めての発情期で獅子ヶ谷に「メスになる才能」を見いだされてしまった理駆は、彼女ができても体が思うようにいかず……お互いに協力してあげるという建前のもと、未遂とはいえセフレまがいの行動に及ぶふたりがなんだかかわいかったです。リードしているようで、実はけっこう理駆に夢中になっている獅子ヶ谷のポーカーフェイスが崩れる瞬間は何度も目を奪われてしまいます。
いい雰囲気になってきたところで、元セフレの大人気ない策略に嵌ってしまった獅子ヶ谷。リミッターの外れた獅子ヶ谷に襲われる理駆は痛々しい姿にされてしまいますが、申し訳なく思いつつもここはすごく萌えました……。普段は美しく悠然と佇んでいる獅子ヶ谷のライオンとしての獰猛な面が引きずり出され、それを困惑しながらも受け入れる理駆。ふたりが半獣であることが存分に活かされているように感じられて、とても好きになったシーンです。
描き下ろしは最終話の続きで、獅子ヶ谷の独占欲がいい具合にパワーアップしていました。この先当たり前に理駆が一緒にいると考えている獅子ヶ谷がやっぱりかわいかったです。カバー下は獅子ヶ谷と理駆への質問コーナーでした。理駆の純粋さが染みます。
<オススメ要素>
・アルビノライオン×童貞黒豹。
<関連作品>
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