コヨーテ Ⅳ /座裏屋蘭丸 【漫画感想】
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<登場人物>
(攻)ヨシュ・ガーランド…マレーネ。バーで働くピアニスト。マフィアの後継者。28歳。
(受)コヨーテ…リリー。人狼(ヴァラヴォルフ)。
<あらすじ>
ガーランドに戻ったものの、ずっと軟禁状態のマレーネ。監視役としてマレーネを見守っていたコヨーテは、自分にも何かやれることがあるはずと考え、マレーネの友人・アレンに接触を図ります。
<感想>
コヨーテ4巻です。美しいカラーに彩られた冒頭6ページで、ドミニクってこんな綺麗な顔してたんだな、このお話読んだことあるはずなのに初めて見た気がするな、と思ったら。雑誌掲載時はモノクロだったページがカラーになっている……!! 驚きのあまり約1年前の雑誌を引っ張り出してきてしまいました。大きさや紙の質感などどちらにも違う良さがあって、交互に眺めては楽しんでいます。
再び離れ離れになってしまったマレーネとリリーでしたが、気持ちの上では迷いなく相手を想い続けているのがこれでもかと伝わってきます。なので恋愛面に関しては安心感があり、ふたりが逢瀬を重ねるたび、マレーネの愛し方って情熱的でいいなぁ……としみじみしています。
今回はリリーもマレーネのための行動が増えてきた印象でした。アレンに接触したのは大正解でしたね。ありがとうアレン、そしてキャスリンさん。
それぞれの組織にわかりあえそうな人もいるとわかると、安堵と同時に切なさも湧き上がってきます。魅力的な脇役が多いことを改めて実感させられ、みんなの幸せを願わずにはいられなくなりました。
ここぞというときにドラマチックな再会をしてくれるふたりでしたが、確実に忍び寄ってきている決行の瞬間。まだ静かなはずなのに、嵐がすぐそこまで迫ってくるのがわかる描写にもうずっと目が離せずにいます。
少しずつ各々の事情や思惑がはっきりしてきて、国を揺るがしかねない、歴史が変わるかもしれない大きなうねりの中にいるように感じられます。今はどうか最後まで見届けられるよう、固唾を呑んで祈るばかりです。
<オススメ>
・シリーズ4作目。
<関連作品>
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・シリーズ
(感想記事はこちらです)
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