もみチュパ雄っぱぶ♂タイム 1 /イクヤス 【漫画感想】

記事内に広告が含まれています。



<登場人物>

 (攻)山下猛(やました たける)…会社員。島田とは大学の同級生。社交的で仕事ができるタイプ。

 (受)島田尚斗(しまだ なおと)…会社員だったが退社することになり、その後雄っぱいパブのキャストに。真面目。


 (攻)多田昭彦(ただ あきひこ)…雄っぱいパブのボーイ。

 (受)マコト…雄っぱいパブのキャスト。


 保(たもつ)…雄っぱいパブのキャスト。黒髪のかわいい系。


<あらすじ>

 イエスマンな性格が祟り、会社を退社せざるをえなくなってしまった島田。就職活動も長引き、もう田舎に帰るしかないないと諦めかけた頃、大学の同級生で島田の親友である山下にボーイの仕事を紹介されます。
 ところが島田が採用されたのは、おっさんたちにおっぱいを吸わせる男性専門「雄っぱいパブ」のキャストとしてでした。


<感想>

 表紙も裏表紙もタイトルも、360度どこから見ても一発でどんな内容かがわかる素晴らしい御本でございます。帯によりますと、Renta!さんで殿堂入り&2017年8月のBL月間ランキング1位だそうです。すごい。
 紙本では1~6話+描き下ろし漫画16P、あとがき1P、カバー下に漫画が2P分ありました。

 島田は実家に未だに仕送りを続けているような、とても真面目で家庭的な男です。ですが対人関係に疎く、大学でもひとりでいたところに声をかけてくれたのが山下でした。

 そんな山下の匂いが好きだったり、ちゃんと友達をやれているか不安に思ったりしている島田はてっきり山下に片思い中なのかと思ったんですが、島田は完全に無自覚でした。むしろ山下の方から寄ってきている雰囲気もあるのに、全く気が付かない島田。そんな島田が、山下と身体を重ねるようになってからいろいろと気が付いていくのがとてもよかったです。ただのエロシーンで終わらないラストに萌えました。

 後半は、前半でもちょこちょこ出てきていた雄っぱぶで働くボーイの多田とキャストのマコトのお話です。もともと売りをやっていて、厄介な客に当たることもあったマコト。怪我をしているところを、既に雄っぱぶで働いていた保に声をかけられ、マコトもキャストになります。

 住むところも食べるものもあってこれまでより断然いい生活ができているはずなのに、エッチが大好きなマコトは客と本番ができないことで悶々としています。

 そんなマコトに目をつけられたのがボーイの多田。ノンケだからと拒否する多田に対して粘りに粘り、無事ふたりはセフレになります。

 マコトがもう本当にかわいいです。明るくて楽しい、愛すべきおバカさんでした。ひとりで勝手に勘違いして、怒っていたのかと思えば多田に泣いて縋りつく。多田だって絶対好きになりますよこれは。

 最後に、マコトが多田と付き合うことになったと報告したときの、お店の皆様の反応が大変面白かったです。

 描き下ろし『もみチュパ同棲タイム』(16P)では、山下から見た島田のかわいさを知ることができます。余裕に見えていた山下が、実は天然な島田にかなり振り回されているのがわかります。山下の必死な姿に笑ってしまいました。

 タイトルに「1」とある通り、まだ続編があるそうです。先生のあとがきによりますと、現在はヤマ×シマのお話が電子で連載中とのことでした。


<関連作品>

・電子書籍
Renta!/
BookLive!/
ひかりTVブック/
コミックシーモア/
eBookJapan/
BOOK☆WALKER/


・シリーズ
感想記事はこちらです


感想記事はこちらです


感想記事はこちらです


・CD






コメント

タイトルとURLをコピーしました