インモラルナイトメア /かざみ幸 【漫画感想】
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<登場人物>
(攻)キラ…悪魔。御幸のルームメイト。落ち着いていて優しい。
(攻)セナ…悪魔。御幸のルームメイト。気さくで元気をくれる。
(受)不動御幸(ふどう みゆき)…人間。大学1年。不幸体質。眼鏡。
<あらすじ>
知らないうちに悪魔の大学に入学していた、不幸体質の人間・御幸。初めてできた友達のキラとセナも実は悪魔なのに、全く気がついていません。キラとセナは御幸のおいしそうな負のオーラを食べるため、夜な夜な御幸を眠らせ手を出しています。
<感想>
悪魔の大学、訳アリ主人公、かわいい魔物などなど、大好きな設定が当たり前に出てくるので最初は何かの続巻なのかと思いましたが、そうではなかったみたいです。世界観については読み進めていくうちに少しずつわかってくる仕様だったので、カバー下の小ネタも合わせて頭に入れてから読み返すとさらに楽しめました。
攻2人は悪魔なので、御幸と3人仲良く魔界ライフかと想像していたら、意外にも真面目な三角関係が展開されていてドキドキしました。悪魔のキラとセナははじめは御幸のことを美味しい食べ物くらいに思っていたようですが、キャラの濃い寮長のイタズラがきっかけで3人の関係に変化が訪れます。
セナ×御幸がほぼ事故とはいえ甘くていい雰囲気だったので、最初はこのまま恋人になるのかと思いました。ところが、普段は優しくて穏やかそうだったキラがあんなにブチ切れるとは。しかも静かに淡々と怒るタイプ。セダムのお節介も読者にとっては大変ありがたく、触手をこれでもかと煽るセダムに「いいぞ!もっとやれ!!」な気持ちでいっぱいでした。触手好きなんです。キラさん御幸さんごめんなさい。
それからセナとキラが真正面から御幸を取り合う姿はすごく人間っぽいなと感じたんですが、そういえばここは人間界に行くための大学。悪魔の2人が人間に近い感覚を会得し成長した結果だとしたら、とてもいい勉強になったのかもしれません。
キラとセナが御幸にした仕打ちはいかにも悪魔なひどいものでそれはそれで激しく萌えたのですが、「まーさん」のお仕置きが効いたのか最後には2人とも信じられないくらい優しくなっていました。おかげで私の心は浄化されました。
描き下ろしには魔物のかわいいが詰まっていました。中でもフィカスが可愛すぎてしんどいです。立派な魔獣になって御幸を守っておくれ……。キラとセナは優しさが加速しているようで一安心でした。
<オススメ>
・悪魔2×人間。
・三角関係からの3P。
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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