ごちそうΩはチュウと鳴く 小冊子付き特装版 /はなさわ浪雄 【漫画感想】
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<登場人物>
(攻)宇迦野忍(うかの しのぶ)…キツネ族のα。大手出版社勤務。胡桃沢の担当編集。
(受)胡桃沢さちお(くるみざわ さちお)…ネズミ族のΩ。漫画家。27歳。
<あらすじ>
ネズミ族Ωの漫画家・胡桃沢は、担当編集の宇迦野が天敵のキツネ族であるため打ち合わせも憂鬱。宇迦野のせいで調子が出ない胡桃沢は、愚痴をこぼしに訪れたΩ専用サロンで発情促進剤を盛られます。間一髪のところを宇迦野に助けられますが、発情が治まらない胡桃沢はホテルに連れ込まれ……。
<感想>
オメガバースと獣人の設定がうまく組み合わされていて、本能に振り回される恋愛模様も読みやすく楽しめました。キツネ×ネズミなのもかわいくてお似合いです。
まず胡桃沢先生がとんでもなくかわいい。Ωとしては生きづらい社会で漫画家という職業に懸命にしがみつき、実家の家族を支えながら暮らしている。ネズミは餌界のスーパーエリートなんて自虐も、胡桃沢先生の過去がわかってくるとそんな風に笑い飛ばせる強さゆえなのだと感じます。宇迦野さんの言葉を借りれば、あんな「ケシカスみたいな小さな身体」でハードモード人生を背負っている胡桃沢先生が愛しくて仕方ないです。
そんな胡桃沢先生を担当する編集者の宇迦野さんは、見た目も中身もまんまキツネっぽくて、黙ってても狡猾そうだし笑顔なんて絵に描いたような胡散臭さ。良いキツネαです。会話の端々にも性格の悪さが滲み出ているのがおもしろい宇迦野さんですが、やはり信用してもらえない自覚があるらしく胡桃沢先生へのアピールには苦労してきた様子。
後半になって宇迦野さんの気持ちがわかってくると、エリートキツネが苦労してネズミを口説いている姿は涙ぐましいほどでした。かわいいネズミを守りたくて、食べてしまいたい衝動を必死にこらえる宇迦野さんにめちゃくちゃ萌えました。
あと「古尾ちゃん」がすんごくかわいかったです。彼の本心はわからないままでしたが、希少種ゆえの悩みも本当にあったのかもしれません。古尾ちゃんの幸せもこっそり願っています。
『特装版小冊子』
<感想>
特装版に付いてきた小冊子(24P)です。タイトルは「キツネとネズミのかくれんぼ」、本編のその後のお話でした。
ふたりが恋人になってから初めておとずれた胡桃沢先生のヒート。宇迦野さんの彼氏モードが圧倒的すぎて死にそうになる胡桃沢先生がかわいいです。
そして本編ではさらっと登場していた毛袋。あれがまさかこんなに活躍してくれるとは! 「あまりにあんまりな光景」に私も萌え死ぬかと思いました……。
かわいいしラブラブだしエッロいし、最高の後日談でした。特装版を買ってよかったです。
<オススメ>
・キツネ族α×ネズミ族Ω。
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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(感想記事はこちらです)
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