<登場人物>
(攻)烏丸(からすま)…からすの課長。鳥の神様。鳥黄泉市で鳥の魂を管理している。
(受)斑鳩ニトリ(いかるが にとり)…会社員。烏丸の番。実家は京都の名家。
<あらすじ>
番になった烏丸とニトリは、平日は天上と地上、休日になるとニトリが鳥黄泉市で過ごす週末婚です。地上が夏季休暇に入り、烏丸に「鳥の楽園」へと誘われたニトリ。ハネムーンだと喜びますが、鳥の楽園には厳しい番人がおり、ニトリは花嫁修業を言い渡されます。
<感想>
『からすの課長さまっ!』続編です。今回もみっちみちに詰まった鳥表紙、眺めているだけで幸せな気持ちになれます。私も鳥に好かれたい。ちなみに私の父は信号待ち中に頭にカラスがとまっていたことがあります。
めでたく番となった烏丸課長とニトリでしたが、天国で働く神様とまだ寿命の残っている人間のニトリは、天上と地上を行き来する週末婚。大半を別々に暮らさなければいけないのは切ないものの、2巻はハネムーンに花嫁修業、課長の愛人疑惑から子作りに至るまで新婚イベント盛りだくさんでした。
中でも印象に残ったのが、「鳥の楽園」へのハネムーン。なんといってもカカポ様がかわいい!!ニトリの鳥フェチはきっと他の鳥さんたちにも伝わるのでしょう。カカポ様のおかげで課長の貴重なお姿も見られて大満足です。これからもふたりを見守ってあげてくださいカカポ様。
ニトリや課長の周りで新たな関係が築かれていくのも、親戚が増えるのを見ているようで楽しかったです。丹羽と椿、ヤタちゃんとニトリ父はどちらも微笑ましくて今後が気になります。登場時はあんなにツンツンしていた椿がこんなに頼りになる味方になってくれるとは、ニトリの縁結びは大成功ですね。
ニトリの発情期から子作りへの展開にはひたすらに驚きの連続でした。孵化器を使うとはさすが地上都市モデル。ヒナはさぞかしかわいいに違いないです。
カバー下では烏丸課長の心のうちが垣間見れました。クールな課長も新婚生活を満喫している様子でかわいいです。
<オススメ>
・モッフモフ新婚生活。
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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(感想記事はこちらです)
コメント
帯が凄いですね笑笑
めちゃくちゃ包容力がある笑笑
カラスと人の番って斬新です。
私は歩いていたところカラスに頭にフンを落とされたことならあるのですが(しかも海外旅行中)、お父様のエピソードはほっこりしました。
一体どんなシチュエーションだったのか、気になってしまいました。
帯のインパクト凄いですよね!!
烏丸課長は見た目も中身も抜群の包容力でニトリが羨ましいです。
海外で鳥のフン!なんという災難……日本では縁起が良いと聞くこともありますが、海外だとどうなんでしょう。旅行の無事を祈っております。
私は現場を目撃してはいないのですが、父本人の話によれば朝自転車で出勤途中でのできごとだったようです。
頭頂部に謎の衝撃を受け、恐る恐る頭を触ろうとした際に鳥の足を掴んでしまい、びっくりして飛び去っていく姿を見てカラスがとまっていたと理解したと。
頭皮にけっこうな傷が残っていたので本人にとっては災難でしたが、頭にカラス乗せて自転車に乗る身内を想像すると笑いが堪えられず。「かわいそうな鳥さんの話」として我が家で語り継がれています。