<登場人物>
(攻)テオドロス・ドランブル…テオ。高位魔術師。魔族の血をひいている。(受)石川梅彦(いしかわ うめひこ)…人間。料理人。高校生の妹がいる。
<あらすじ>
1年の期限付きで聖女契約を結び、友達になったテオと梅彦。対等な関係なら働きに出たいと考えた梅彦でしたが、テオに反対され喧嘩に。そこへルカから梅彦に料理コンテスト出場の話が舞い込みます。<感想>
互いの認識は「対等な友達」となったテオと梅彦。1巻の時点で濃厚なアレコレを披露してくれていたおふたりですが、どちらも歩み寄ったおかげか2巻でより濃くなっておいででした。というかテオがだいぶ軟化してきていて、独占欲や執着が垣間見えるのが萌心をくすぐります。あとは気持ちの自覚次第でしょうか。友達になったからにはテオになんでもしてもらうのではなく、自分も働きたいと主張するところがいかにもお兄ちゃんな梅彦。元は料理長だったわけですし、本当はテオにも頼られたいんだと思います。しかし相手は年季の入ったぼっち魔術師(500才)。そう簡単にはいかないのが見ていて楽しいです。
それでも、南国で弱ったテオが見せた本音の破壊力は凄まじかった……。自制が効かなくなる前に謝ってしまうとかそんなかわいい一面を一体今までどこに隠していらっしゃったのか。梅彦にアドバイスをくれた道具屋の魔術師さんもグッジョブでした。
いろいろ積み重なっていた誤解も解け、だいぶふたりの距離も縮まってきたのを見届けて終わりかと思っていたら、最後はかなり気になるところで終わっていました。梅彦が必死に逃がしたはずの妹さんが……。聖女の運命からは逃れられないのでしょうか。モモちゃんの無事を祈っています。
<オススメ>
・高位魔術師×ガチムチ料理人。<関連作品>
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・シリーズ
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