花嵐の血族 夜光花(著)/奈良千春(イラスト) 【小説感想】
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<登場人物>
(攻)ノア・セント・ジョーンズ…火魔法の血族の直系。ブルネットの長髪、青い瞳。3年生。
(受)マホロ・ボールドウィン…小柄で、全身真っ白。新入生。18歳。
オスカー・ラザフォード…風魔法の血族の直系。ノアの友人で、プラチナ3。
ジークフリート…闇魔法の血族の直系。退学後に失踪。マホロに執心。
<あらすじ>
マホロはノアによって保護されていたもののそこでも急襲を受け、姿を変えて学校に戻ることに。さらに光魔法の一族について知るため、校長の提案でクリムゾン島の東側にいるといわれる森の人に会いに行くことになります。
<感想>
「血族シリーズ」の2冊目です。1冊目となる『烈火の血族』でがっちり心を捕まれまして、続きが読めるのをずっと楽しみにしていました。まだ2巻なのに読み終わるのがもったいなくて、後半わざとゆっくり読んだりして謎の時間稼ぎをしてしまうほどにはハマっております。
変わらず周囲には冷たいのに、マホロにだけは愛情を隠さずべったりくっついて離れないノア。そんな先輩に怯え困惑するマホロのかわいさも健在で、微笑ましくてたまりませんでした。
今回はノアの友人で士官学校のプラチナ3の1人、オスカーにスポットが当たっていました。見目麗しい上に風魔法を操るオスカー、風のように自由で変わり者の彼が、オープニングでほんの少しだけ不穏な空気を残したと思ったら……ううう、これは大変です。ここまでくるとノアが(マホロと離されてしまって)かわいそうになってきたのと、アルビオンの無事を心の底から祈っています。
魔法の使えない状態での島探索に、次から次へと襲ってくる敵とのバトル。今回もいろいろ盛りだくさんな中、ノアとマホロの恋のほうもちょっと進展が見られた気がします。マホロにだけは一直線なノアに対し、マホロも気持ちを自覚した様子。ふたりの恋路はこれからも前途多難そうですが、そろそろ体の方もノアに本懐を遂げさせてあげてほしいなと願ってしまいます。
今回明かされたことも多い一方で、秘密はまだまだいっぱいありそうでわくわくします。奈良千春先生の挿絵も引き続き見開きのものがあり、迫力満点。はやくも次が楽しみで、ひたすらにモダモダしています。
<オススメ要素>
・血族シリーズ2作目。
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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