<登場人物>
シュルツ・ホールトン…サーレント帝国騎士団長。侯爵家長男。25歳。
リドリー・ファビエル…アンティブル王国宰相。20歳。
<あらすじ>
雷に打たれ、気が付くと敵国の皇子と身体が入れ替わっていたリドリー。皇子はその無能さから周囲に馬鹿にされており、自国では若き宰相だったリドリーはまずは自分の身を守ろうと決意。牢に入れられていた騎士団長シュルツを護衛にするため、リドリーはある秘策を用います。
<感想>
新シリーズ開幕、すごくおもしろかったです。わかりやすいタイトルに、転生や転移ではなく入れ替わりというのが私にとっては新鮮でした。底辺皇子からののし上がりや、シュルツとの微妙な関係、帝国の内情などなど先が気になる要素てんこ盛りで、はやくもシリーズを応援したい気持ちが膨れ上がるばかりです。
そもそもシュルツの本当の気持ちってまだわからないんですよね。本人は本物だと主張していても、リドリーの枷があるうちは証明のしようがない。それでもリドリーの閉所恐怖症が要所でいい仕事をしていて、ふたりの間にはしっかりBLを感じるのがすごいし萌えます。快進撃を続ける宰相が稀に見せる弱った姿はたまらないです。
あとはリドリーの他の奴隷さんたちがわかりやすく変態ばかりで毎回笑えます。7人の変態を従えていた宰相時代もぜひ見てみたい。それともこれから皇子の周りに増えていくんでしょうか。変態を目の当たりにしたシュルツのリアクションも楽しみにしています。
入れ替わりの真相については、終盤で公爵がとても気になることを言っていたような。もしその通りだったら万事うまくいきそうに思えるのですが……どうなんでしょう。先生のあとがきには「しばらく続く予定」とあるので、続編を楽しみに待っています。
<オススメ>
・シリーズ1冊目。
・清廉潔白騎士×皇子(中身は敵国の宰相)。
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
BookLive!/
Renta!/
コミックシーモア/
ebookjapan/
BOOK☆WALKER
・シリーズ
(感想記事はこちらです)
無能な皇子と呼ばれてますが中身は敵国の宰相です(2)
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夜光花/サマミヤアカザ 徳間書店 2023年06月27日
(感想記事はこちらです)
無能な皇子と呼ばれてますが中身は敵国の宰相です (3)
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無能な皇子と呼ばれてますが中身は敵国の宰相です 4 夜光花(著)/サマミヤアカザ(イラスト) 【小説感想】
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