傷だらけの箱庭 /まさき茉生 【漫画感想】

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<登場人物>

 (攻)田ヶ咲充(たがさき みつ)…高校2年。転校生。イケメン。

 (受)悠木唯人(ゆうき ゆいと)…高校3年。暗闇で身動きがとれない。


<あらすじ>

 高校3年の唯人は、転校してきた2年生の充に気に入られてしまい、毎日追い回されています。前の学校で女子に暴力を振るっていたと噂のある充。唯人が過去のトラウマのせいで暗闇では動けなくなると知ると、充はますます唯人への執着を強めていきます。


<感想>

 相手の気持ちを量るのに変態的な手段を取ってしまう充。痕がつくほど噛んだり、無理やり吐かせようとしたり、勝手に合成写真を作ったり。そんな充に目をつけられてしまった唯人ですが、ひどいことをされても充を無下にできません。

 さすがに首を絞められた後は、教室にやってきた充を友達をつかって追い返したりしますが、充はさらに執着を強め、唯人のトラウマにつけこんできます。

 過去の家庭での出来事のせいで暗闇で身動きがとれなくなる唯人。それを知った充に暗闇で襲われてしまいますが、それ以来唯人は暗いところで充を思い出すようになります。

 一方で、充はようやく自分が唯人に本気であることに気がつき、壊すわけにいかないと唯人と距離を置きます。そこで唯人の方が痺れを切らし、充に迫ってようやくふたりの気持ちが通じます。

 唯人と充の気持ちがどう変わっていったのかは正直説明が難しいんですが、おそらくどちらもヤンデレなのかな、と思えます。トラウマにつけこみ、それを互いに埋め合っている関係は大変に好みなので、よくわからないながらも萌えました。噛み痕、暗所にトラウマ、あたりに萌えるお方にはぜひオススメしたいです。

 それから、噛み付かれた仕返しに自分も相手に噛み痕を残す受はあまり見たことがなかったので新鮮でした。互いに歯型だらけというのも、大きな声では言えませんが大好きです。キスマークもいいですが歯型の方がさらに萌える派です。

 最後の描き下ろしでは、女子制服姿の唯人が拝めます(完全に充の趣味)。ふたりのラブラブデートだけでは終わらず、充のトラウマ克服に繋がりそうな希望の見えるラストでした。


<オススメ要素>

・噛み癖のある年下攻。
・トラウマ持ち、でも噛みつかれたら噛み返す強気受。


<関連作品>

・電子書籍

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