地球が何回まわったら /待緒イサミ 【漫画感想】

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<登場人物>

 (攻)荻原圭(おぎわら けい)…大学生。琥珀のような瞳。化石嫌い。

 (受)湊(みなと)…大学生。化石オタク。眼鏡。


 薫(かおる)…圭と湊の幼稚舎からの幼馴染。

 石垣(いしがき)…大学院生。湊の先輩。


<あらすじ>

 幼稚舎の頃からの幼馴染で、互いにずっと惹かれあいながらも素直になれずにいた圭と湊。圭は化石オタクの湊に自分の目を「琥珀みたい」と言われて以来、化石が嫌いになってしまいました。
 高校生の頃にふたりで石の展示会に行ったのがきっかけで互いの気持ちを知り、付き合い始めた圭と湊。2年が経って大学生になりましたが、化石優先の湊のため、圭はいろいろと我慢を強いられています。


<感想>

 幼馴染で幼稚舎の頃から惹かれあっていたのに、付き合いだしたのは高校生になってからの圭と湊。互いの気持ちがわかったその日にトイレでいろいろしていたのに、2年経って大学生になっても、本番はまだだったみたいです。

 大学での採掘を優先し、圭に我慢させている湊。けれど湊は湊で圭のことを考えていて、それをゼミの先輩の石垣さんに相談しています。ですがその赤裸々な相談現場に偶然圭が居合わせてしまい、圭を怒らせてしまいます。

 それでもどうにか踏みとどまった圭。そんな圭のために湊が懸命に探し、贈ったものがとても湊らしくてよかったです。これ、周りから見たらものすごいバカップルというか、結局いちゃついてるんですよね?もっとやってほしいです。

 後半は、家の事情でナーバスになってしまった圭を、今度は湊がひっぱっていきます。天然で鈍そうな印象の湊でしたが、自然と圭を支える姿はさすが幼馴染。眼鏡を外したがらないのも激萌でした。

 湊と圭を穏やかな目で(?)見守る石垣さんと薫のおふたりもとてもいい味を出していました。初めて石垣さんの素が出たときには思わず笑ってしまいました。

 それから、薫の本心はかなり気になるところでした。そういえば湊と圭が付き合えたのも薫のおかげな気がします。薫の気持ちがもし本気なんだとしたらかなり切なくて、石垣さんの言葉をお借りすれば、もう本当に「心の広さ大草原」です。最後に薫が持つ携帯を石垣さんが操作しているのがおもしろくて気に入っています。すごい連携プレーです。


<オススメ要素>

・幼馴染。
・執着攻と天然受。
・脇キャラが素敵。


<関連作品>

・電子書籍(お試し読みができます。)
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