<登場人物>
(攻)御子柴要(みこしば かなめ)…大学生。御子柴グループの長男。
(受)泉悠斗(いずみ ゆうと)…ホスト。大学中退。22歳。
<あらすじ>
大学を中退してホストに転進した泉。自分の太客だった令嬢がとある御曹司の婚約者だったために、婚約が破談になった御曹司の顔に泥を塗ったとして突然拉致されます。
そこに現れた御曹司・御子柴要は、泉の高校時代の同級生。御子柴は、今回の件を許す代わりに泉を自分の所有物にすると言い出します。
<感想>
ゆるっと明るい束縛物語でした。御曹司の婚約者を誑かしたとしていきなり拉致されたホストの泉でしたが、その御曹司というのが高校の時の同級生・御子柴。御子柴は泉が初恋の相手だったらしく、自分の婚約を破談にしたのが泉であることを喜び、もはやこれは運命だと言い張ります。
堅物で純情すぎるために、泉への愛情表現がどうにも不器用な御子柴。泉を自分の所有物宣言したかと思えば三つ指ついてよろしく頼むと挨拶、からの押し倒し。ここでちょっと意外だったのが、暴走する童貞御子柴に対し泉が本気で痛がっているように見えること。この後進展したら泉の反応が変わっていくのかな、と思うとワクワクしました。
不自由な生活から抜け出すために泉はいろいろと画策し、それを惚れた弱みで甘やかしてしまう御子柴。そして泉とのデートの誘惑に勝てずふたりで出かけてしまったことがきっかけで、実は泉を監禁せざるを得なかった御子柴側の事情がちょっとずつ明らかになっていきます。
ゆるい雰囲気のままかと思っていたら、泉監禁の裏には思ったより複雑な思惑が絡んでいて、そういうものを全部背負っていた御子柴が次第に男前に見えてきました。それと同時進行で少しずつ御子柴に陥落していく泉。絡みシーンもホテルや温泉などバラエティに富んでいて楽しかったです。
最後には諸々の問題もスッキリ解決、期待していた泉のかわいい姿も拝めて満足です。描き下ろしでは泉のホスト経験がいろんな方面で活かされていました。
カバー下ではちょっとだけ御子柴のやばいパパが見られます。それから、先生の「ひきこもり、アホ毛、鼻炎」に激しく共感を覚えました。
<オススメ要素>
・ゆるふわ監禁。
※紙本の帯に全プレ情報がありました。
<応募者全員プレゼント>
『B.Pilzコミックス創刊フェア 描き下ろし小冊子』
①対象作品の帯の応募券2枚を封入ハガキに貼る。
②200円分の切手
①と②を封筒に入れて応募できます。
応募締切 2018年10月13日(土)消印有効
<関連作品>
・電子書籍(お試し読みができます。)
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