僕はすべてを知っている ７　/高久尚子　【漫画感想】

＜登場人物＞

加賀清史（かが　きよふみ）…歯科医。さいかわクリニックの患者。３０歳。

金沢悠二（かなざわ　ゆうじ）…さいかわクリニックの包茎整形医。眼鏡。３１歳。

 

＜あらすじ＞

　海外研修のことを言い出せないままの金沢でしたが、妙に機嫌の良い加賀の様子に金沢はすでに知られていると勘違い。意を決して打ち明けたものの、加賀を傷つけてしまいます。

 

＜感想＞

　切ない展開でした。それぞれが自分の専門職に打ち込み、認め合っているがゆえにできてしまう壁がこんなに高いなんて。恋人になってようやく本音が言えるようになっても、その方がぶつかることってあるんですね。難しい。

　加賀先生が治療中なのも大きいとは思いますが、ふたりが仕事と恋愛に真剣に向き合う様子をじっくり見られてなんだか新鮮でした。すごく恋愛漫画読んでる感じがします。

　あとは加賀先生がこんなにかわいいお方だったとは。若くして医院長をしているだけあって、しっかりしなくてはやっていけない環境だったんだろうと思います。そんなしっかり者が見せ始めた年下の顔……これは金沢先生も放っておけない。でもそうやって金沢先生の年上っぽさが発動すると今度は金沢先生が弱音を吐けなくなってしまう。ああもうそれぞれのいいところが出れば出るほどすれ違いの種にもなるジレンマ、すごく良かったです。

　さいかわクリニックの皆様はお元気そうで何よりでした。発言がセレブな和倉くん（彼のサンフランシスコ行きは応援してしまった）はもちろん、金沢先生からも加賀先生からも相談を受けた犀川先生がやはりさすがな感じで。歩くんともうまくいってそうだったので、そちらは安心してよさそうです。

 

＜オススメ＞

・シリーズ７巻。
・金沢先生アメリカ研修へ。

 

＜関連作品＞

・電子書籍（お試し読みができます。）

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・シリーズ
 
 
 
 

僕はすべてを知っている ６　/高久尚子　【漫画感想】

aki-loves-bl.com

2018.07.15